最新情報
2008/09/ 2

10/19(日)DVD発売記念上映+スライドトークイベント

写真家 村田信一 スライド・トーク
<éclipser─光と影の聖地パレスチナ>

イスラエル人写真家のドキュメンタリー『1000の言葉よりも─報道写真家ジブ・コーレン』のDVD発売記念として上映付きイベントを開催します。ゲストは戦争報道やフォトジャーナリズムとは一線を画した新たな表現で戦地を写す村田信一。地獄とも楽園とも異なる、村田氏の撮影した旅情あふれるガザの情景を、ご本人によるスライドトークとあわせてお届けします。

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■ 期日:2008年10月19日(日)
■ 時間:開場 14:30/上映 15:00~/スライドトーク 16:30~
■ 参加費:一律¥1,500 (映画+スライドトーク込み)

■会場:UPLINK FACTORY(アップリンク)
東京都渋谷区37-18トツネビル1F (03-6825-5502)
★渋谷東急本店右、本店通り200m先交差点手前右側
地図はこちらから

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ゲスト:村田信一(写真家)

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1990年以来、ドキュメンタリー写真家としてパレスチナ、ソマリア、ボスニア、チェチェン、アルジェリア、コンゴ、ルワンダ、ブルンジ、コソボ、イラク、レバノン、シエラレオネなど戦場を主に撮影。最近では、戦場だけではなく、スイスやハワイでも撮影し、広い意味での旅的な写真にも取り組んでいる。いわゆる戦争報道やフォトジャーナリズムとは一線を画した新たな表現を志向するとともに、戦争報道にとどまらないより本質を表す表現を追求している。近著に「バグダッドブルー」(講談社刊2004年)。2009年2月にコニカミノルタプラザで写真展開催予定。

▼公式HP
http://web.mac.com/shmurat/

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(c)Shinichi Murata 

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(c)Shinichi Murata 

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(c)Shinichi Murata 

ガザは41年の間占領と封鎖に苦しんでいる。人々はそこから出ることも出来ない。彼らの気持ちを、私たちは本当には理解できないだろう。しかしガザを訪ねて、人々と同じように眠り、食事をして、話をすると、何かを感じてくる。メディアは、悲惨なガザを強調するのに躍起だが、実際はどうだろうか?私は、そこで別のイメージを見て、感じた。それは、真実を知ることへの入り口だと私は信じる。.........
村田信一

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★要予約:
下記要項を明記の上、タイトルを「1000の言葉DVD発売記念イベント」とし、
指定のアドレスまでお申し込みください。
(1)名前 (2)予約人数 (3)電話番号 (4)住所
宛先: factory@uplink.co.jp
電話でご予約の方は 03-6825-5502 にお問合せ下さい。

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2008/07/ 1

戦場取材の現場から、何を伝えるのか―『1000の言葉よりも―報道写真家ジブ・コーレン』トークイベント 第3弾


「9.11の同時多発テロの衝撃が戦争取材のチャンスをくれた」

イスラエル人としてパレスチナ紛争の取材を続ける報道写真家ジブ・コーレンの姿に迫ったドキュメンタリー映画『1000の言葉よりも』の公開にあわせ、世界で活躍する日本のジャーナリストや写真家を招き、トークイベントが開催されている。彼等を戦場取材へ突き動かすものは何か。現場で彼等は何を考え、具体的にどう取材を行っているのか。

ジブ・コーレンも在籍するフォト・エージェンシー、ポラリス・イメージズの会員である報道写真家、片野田斉氏が取材活動の場を国内から海外へ移す事を決めたきっかけは2001年の9月11日に起きた米国同時多発テロ事件である。

「報道カメラマンとしていつかは戦場を見てみたいと強く思っていました。日本の週刊誌が戦場取材にカメラマンを派遣するというのは現実的には難しかったのですが、世界貿易センタービルの崩壊の映像が編集者の首を縦に振らせました。ちょうどフィルムからデジタルへ変わる時期で、買ったばかりのデジタルカメラを持ち、パキスタンのイスラマバードへ飛びました。現地では誰がアフガンへ一番乗りするかが報道陣にとっての大きな関心事でした。初めての土地で右も左も全くわからない状態で、世界中から集まって来たカメラマンの動きを見ながら取材を始めました。その時は、国境沿いのアフガン難民キャンプ取材に終りました。初めてアフガン入りしたのは2002年の1月、カブールが陥落した後の事です。カブール北部のバグラム空港へ到着し、滑走路の端に置かれた荷物を取ろうと砂地に足を踏み入れた途端、“どこに地雷が埋まっているかわからない。アスファルト以外は危険だ!”と怒鳴られ、まさにここは戦場なのだと実感しました」

もともと写真家となったきっかけは「何かを伝えたい」というよりも「世界の色々な場所へ行ってみたい」という思いが強かったと言う片野田氏。大学卒業後、NHKの映像取材部で現場を経験するが、「一瞬を捉えた写真の方が心に突き刺さる」「責任が全て自分に降り掛かってくる写真の方が性に会う」という理由から写真家への転向を決意。第一線で活躍していたベテランの報道写真家、山本皓一氏に師事し写真家としてのキャリアを開花させる。
時代は「フォーカス」をはじめ写真誌全盛期、片野田氏は数多くの週刊誌、月刊誌に寄稿を続けた。9.11以降もその頃に築いた週刊誌等のネットワークが発表の場だ。2002年のアフガン取材を経て、2003年には陥落直前のバグダッドへ向かった。臨場感あふれる現場からの写真は日本国内の週刊誌に大きく掲載された。2002年には個展「オーハンダ、アフガンの子供達」、2005年には個展「目撃!IRAQ」を開催した。

片野田氏のようなフリーの写真家は基本的に準備から現地での動きまで全て一人で調整しなくてはならない。

「戦争前のイラクは混乱していて取材ビザを取る事が難しく、止むを得ず『人間の盾』ビザで入国しました。当時、アメリカによるライフラインへの攻撃を阻止するために世界中の市民運動家が現地入りし、自らが『盾』となって抗議活動をしていました。どんな形にしろ現場に身を置かなければ写真は撮れません。イラク情報省の監視をかいくぐってバグダッド陥落を待ちました」

雑誌を中心に紙媒体の発行部数が著しく落ち、報道を生業とする写真家にとっての発表の場が減る今日、片野田氏はそれでも報道写真の現場に身を置き続けたいと言う。

「とにかく現場に行きたいし、行ったら良い写真を撮りたい。戦争ほど人間と金とモノが動き、関わる人々全ての運命が変化する行為はないからです。使命感というよりも、記録し、伝え、何かが変わるきっかけの一つになれたら嬉しいと思います」

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●次回、7月6日(日)はフリー・ジャーナリストの土井敏邦氏を招いてトークショーを開催する。

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2008/06/26

7/6(日)ジャーナリストの土井敏邦氏によるトークイベント開催

イスラエルの報道写真家ジブ・コーレンの姿に迫ったドキュメンタリー映画『1000の言葉よりも』の公開に合わせ、トークイベントを開催致します。

7/6(日)17:30の回終了後、長年に渡ってパレスチナ取材を続けて来たフリー・ジャーナリストの土井敏邦氏をお招きし、お話を伺います。

土井敏邦 (フリー・ジャーナリスト)

1953年佐賀生まれ。中東専門雑誌の編集者を経てフリー・ジャーナリスト。
1985年以来、パレスチナ・イスラエルを取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、テレビ各局でパレスチナやアジアに関するドキュメンタリー番組を放映。現在、撮りためてきた膨大なパレスチナ・イスラエルの映像をまとめた長編ドキュメンタリー4部作『届かぬ声-占領と生きる人びと』(仮題)制作中。近著に『沈黙を破る-元イスラエル軍将兵が語る"占領"』(岩波書店)。

■日時:7月6日(日)
■場所:東京都写真美術館ホール(恵比寿)
■上映(予告編なし):17:30~18:40
■トーク:18:40~19:20
■参加費:当日一般¥1,800/学生¥1,500/小・中・シニア¥1,000
※予約不要。満席の場合、ご入場いただけない場合がございます事を御了承下さい。


●6月28日(土)は、ジブ・コーレンと同じく、国際的なフォト・エージェンシーのポラリス・イメージズのメンバーであるフォトグラファー片野田斉氏を招いてトークショーを開催します。

6月28日(土)17:20の回終了後
片野田 斉 (フォトグラファー)

1960年生まれ、東京都出身。明治学院大学卒業後、NHK映像取材部を経てフリーとなり報道写真家山本皓一氏に師事。写真週刊誌、月刊誌に寄稿。「フォーカス」参加後、'01年9月11日に起こった米国同時多発テロ事件に衝撃を受けイス ラマバードへ。以来パキスタン、アフガニスタン、パレスチナ、イラクを訪れ、イスラム社会とアメリカをテーマに取材。中国、北朝鮮もフィールドとする。'02年個展「オーハンダ アフガンの子供達」、'05年個展「目撃!IRAQ」開催。ジブ・コーレンも所属する、ニューヨークに本部を置く世界的ネットワークを持つPhoto Agency、「Polaris Images (ポラリス イメージス)」会員。

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2008/06/26

戦場取材の現場から、何を伝えるのか―『1000の言葉よりも―報道写真家ジブ・コーレン』トークイベント

イスラエル人としてパレスチナ紛争の取材を続ける報道写真家ジブ・コーレンの姿に迫ったドキュメンタリー映画『1000の言葉よりも-報道写真家ジブ・コーレン』の公開を記念し、世界で活躍する日本のジャーナリストや写真家を招き、トークイベントが開催された。

映画『1000の言葉よりも』の重要なテーマの一つ、それは様々な惨状から人々が目を背ける中、プロとして世界で起きている出来事を伝え続けることが如何に重要かという事である。
では、人間が極限の状況におかれる「戦場」というフィールドに身を置くジャーナリスト・写真家達は、
現場から何を伝えようとしているのか?

6月21日(土)、東京都写真美術館ホールにて映画の上映後、トークゲストとして18年におよぶパレスチナ取材経験を持つ写真家、村田信一氏が写真に対するスタンスを語った。

「もともとは世界を見たいという純粋な気持ちから海外へ出るようになり、その中で写真家という職業、生き方が自分に向いていることに気づいた」という村田氏。

海上自衛隊の経験を持つ氏は、90年から写真家としてパレスチナやイラクを含む世界各地の戦場を取材してきた。以前は他の多くの写真家同様、ニュース性の高い被写体を捜していた。
ところがコソボ紛争を取材していた99年頃から、そうした報道写真を撮影することに疑問を感じ始めた。

「戦場から伝えるべきなのは、必ずしもセンセーショナルなテーマでなくとも良いのではないのか。ではそれが一体何なのか、今もまだ模索中です」と語る村田氏は、今後もイラクとパレスチナ取材を続けると言う。彼の眼差しは、衝撃的な一瞬ではなく、戦場で生きることを強いられている一般市民の日々の暮らしに向けられている。

6月22日(日)にはアジアプレス・インターナショナルの代表を務める野中章弘氏が
トークゲストとして出演。
87年、報道規制の厳しかったアジアのジャーナリスト達のネットワークとして氏が設立したアジアプレス。小型ビデオを使ったビデオ・ジャーナリズムの第一人者の一人として現在もジャーナリストとして活躍する傍ら、プロデューサーとして、また次世代のジャーナリストを育てる教育者としても尽力する。

独立系のジャーナリズムが"マスコミ"に抗うことの重要性を次のように説く。

「戦争は、それを進めている当事者達にとっては常に“正義の戦争”です。
人類の歴史において国家はそうして戦争を正当化して来たわけですが、巨大なマスコミによる世論形成は常にその助長をしてきました。対して、常に犠牲者となる一般市民の立場から事実を伝えるという事、それが戦場取材におけるアジアプレス設立当初からのポリシーです」


次回、6月28日(土)は、フォトグラファーの片野田斉氏を招いてトークショーを開催する。

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2008/06/20

ジャーナリストや報道写真家達によるトークイベント開催!!

イスラエル人としてパレスチナ紛争の取材を続ける報道写真家ジブ・コーレンの姿に迫ったドキュメンタリー映画 『1000の言葉よりも-報道写真家ジブ・コーレン』の重要なテーマの一つ、それは様々な惨状から人々が目を背ける中、プロとして世界で起きている出来事を伝え続けることをが如何に重要かという事です。

映画の公開を記念し、世界で活躍する日本のジャーナリストや写真家、フォトジャーナリストを招き、トークイベントを開催いたします。

6月21日(土)17:20の回終了後
村田 信一 (写真家)

1963年生まれ。1985年、海上自衛隊満期除隊後、1990年から写真家として、パレスチナ、ソマリア、ルワンダ、チェチェン、ボスニア、コソボ、コンゴなど、主要な戦争の現場を取材・撮影、その他写真ドキュメンタリーを手掛ける。とくにパレスチナに関しては2000年来継続的に取材をし、同地の問題を丹念に追い続けている。2002年秋以降は、イラクを4度に渡って訪ね、戦争前・戦争中・戦後と、イラクの人々の姿を捉え続けた。現在も、パレスチナとイラクの撮影は継続中。

6月22日(日)17:20の回終了後
野中 章弘 (ジャーナリスト/アジアプレス・インターナショナル代表)

1953年、兵庫県出身。ジャーナリスト、プロデューサー。立教大学大学院教授。
87年、報道規制の厳しいアジアのジャーナリストたちのネットワークであるアジアプレス・インターナショナルを設立。
小型ビデオを使うビデオ・ジャーナリズム(VJ)の手法によるニュースリポートやドキュメンタリーを制作・プロデュース。チベット、東ティモール、アフガニスタンなどNHK(ETV特集、BSドキュメンタリーなど)を中心にテレビ朝日、朝日ニュースター、MXテレビなど発表本数は200本を超える。04年5月、第3回「放送人グランプリ特別賞」受賞。

6月28日(土)17:20の回終了後
片野田 斉 (フォトグラファー)

1960年生まれ、東京都出身。明治学院大学卒業後、NHK映像取材部を経てフリーとなり報道写真家山本皓一氏に師事。写真週刊誌、月刊誌に寄稿。「フォーカス」参加後、'01年9月11日に起こった米国同時多発テロ事件に衝撃を受けイス ラマバードへ。以来パキスタン、アフガニスタン、パレスチナ、イラクを訪れ、イスラム社会とアメリカをテーマに取材。中国、北朝鮮もフィールドとする。'02年個展「オーハンダ アフガンの子供達」、'05年個展「目撃!IRAQ」開催。ジブ・コーレンも所属する、ニューヨークに本部を置く世界的ネットワークを持つPhoto Agency、「Polaris Images (ポラリス イメージス)」会員。

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2008/06/13

初日プレゼント!!

いよいよ明日6月14日(土)より東京都写真美術館にて公開となります。
初日にご来場いただいたお客様に素敵なプレゼントをご用意しております。
数量限定・先着順ですので、是非初回(13時)にご来場ください。


<プレゼント内容>
イスラエル製キャンドル

提供:Sabra 
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『Sabra = サボテン、 イスラエル生まれの人』
ショップのシンボルマークであるサボテンは、イスラエルの砂漠に多く自生しています。
その棘とは対照的に果肉は甘く、「近づきがたいが、中身はフレンドリー」といった、イスラエル人を象徴しています。
Sabraではイスラエルの新進気鋭のアーティスト達によるハンドメイドジュエリーを
取り扱っています。
感性溢れるデザインからは、既製品には無い手仕事による繊細さと、イスラエルの風土や歴史の流れをルーツとした美しい色彩・造形を感じることが出来ます。

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2008/05/30

6月14日(土)ジブ・コーレン X 外山俊樹 トークショー開催!!

公開初日6月14日(土)17:20の回上映後、ジブ・コーレンと外山俊樹(「アエラ」フォトエディター)に
よるトークショーあり!!

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2008/05/24

併映作品 - 世界報道映画特集

ジャーナリストたちが記録した、その瞬間
-パレスチナ、イスラエル、イラク、チベット、そしてー

タイム誌の表紙を飾り、“過去45年の中で最も重要な写真200”の中に選ばれた、1994年イスラエル、バス爆破事件の写真。この瞬間を記録したのが、イスラエル出身の報道写真家、ジブ・コーレンである。

彼を追ったドキュメンタリー映画『1000の言葉よりも—報道写真家 ジブ・コーレン』の公開にあわせて、
『世界報道映像展、ジャーナリストたちが記録した、その瞬間-パレスチナ、イスラエル、イラク、チベット、そしてー』と題し、世界の紛争地帯の現状を伝えようとする作品を一挙特集致します。


会場:東京都写真美術館ホール 
期間:6/14(土)~7/11(金)
月曜日休映
当日料金:一般¥1300/学生・シニア¥1000

*『パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)』のみ、当日一般¥1600、学生¥1400、小・中・シニア¥1000

次の方は当日料金¥1000にてご入場いただけます。

・『1000の言葉よりも  報道写真家ジブ・コーレン』の前売り券、半券、及び、本特集上映の半券持参の方
・東京都写真美術館で開催する写真展半券持参の方
・東京都写真美術館友の会会員の方
・三越カード、アトレカード持参の方
・最新号のぴあ持参の方


上映作品:

『パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)』
監督:広河隆一 (2008/日本/131分)Copy Rights :Ryuichi HIROKAWA
6/14~6/20 14:50の回(6/16休館日)
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1948年5月14日、イスラエルが誕生し、パレスチナ難民が発生した。この事件をパレスチナ人はNAKBA(大惨事)と呼ぶ。フォト・ジャーナリスト広河隆一が40年間にわたって記録し続けた数万枚の写真、千時間を越える映像から生まれた長編ドキュメンタリー。

http://www.nakba.jp/


『マグナムフォト 世界を変える写真家たち』
監督:ライナー・ホルツマー (1999/ドイツ/89分)
6/21~6/22 14:50の回

アンリ・カルティエ=ブレッソン、マーティン・パー、コスタ・マノスなど、マグナムを率いる中心会員16人が登場。マグナムの知られざる内側、会員それぞれの思想と存在意義、マグナムの称号を背負う責任と葛藤、写真と写真家の未来が、今ここで初めて明らかになる。

http://www.nowonmedia.com/magnumphotos/


『ガーダ —パレスチナの詩』
監督・撮影:古居みずえ(2005/日本/106分)
6/29 14:50の回
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原因不明の関節性リウマチに襲われひん死の状態から立ち直り、40歳を過ぎてからジャーナリストとして活動し始めた古居みずえが、女性の視点から、約18年間に渡りパレスチナと、パレスチナの女性を丁寧に撮り続けた渾身のドキュメンタリー。

www.ghada.jp/


『レインボー』
監督:アブドゥッサラーム・シャハーダ(2004/パレスチナ/41分 )
7/1 14:50&16:10の回
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パレスチナの普通の人々の何を、この戦争が奪ったのか。イスラエル侵攻下のガザでの過酷なパレスチナ人たちの人生と現実を詩的かつ象徴性豊かな映像で表現した、心に残る作品。第14回地球環境映像祭でその芸術性が高く評価され、アース・ビジョン大賞を受賞。

www.earth-vision.jp


『シャティーラキャンプの子供たち』
監督:メイ・マスリ (1998/パレスチナ・レバノン/47分 )
7/2 14:50の回
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1948年から半世紀におよぶパレスチナの難民生活。虐殺・病気・飢えを経て生きてきたシャティーラキャンプの現実を生きていく子どもたちの夢とは・・・?監督は少年と少女にカメラを渡し、彼らの目線から家族、キャンプについて本音を明かす。

www.earth-vision.jp


『夢と恐怖のはざまで』
監督:メイ・マスリ(2001/パレスチナ・アメリカ/56分 )
7/2 14:50の回
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メールや手紙の交換で知り合ったふたりのパレスチナ難民の少女。それぞれの生活の悩みを打ち明け合い、イスラエルに占領されているお互いの故郷について語り、状況を伝え合う。そして国境を隔てる有刺鉄線ごしに劇的な出会いを果たす。

www.earth-vision.jp


『プロミス』
監督・プロデューサー:ジャスティーン・シャピロ、B・Z・ゴールドバーグ
共同監督・編集:カルロス・ボラド (2001/アメリカ/104分 )
7/3 14:50の回
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1997年~2000年までの3年間、パレスチナ・イスラエル双方の子ども達7人を取材した。彼らはそれぞれ全く違う家庭環境、社会環境の中で暮らしている。エルサレムで成長し、やがて大人になっていく7人がそれぞれに自分の物語を語る。

www.uplink.co.jp/film/promises/top.html


『パラダイス・ナウ』
監督・脚本:ハニ・アブ・アサド(2005/フランス・ドイツ・オランダ・パレスチナ/90分 )
7/11 14:50の回
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イスラエル占領下の町ナブルスを舞台に、自爆攻撃に向かう二人のパレスチナ人青年の苦悩と葛藤を、パレスチナ人監督がイスラエル人プロデューサーと手を組み、ヨーロッパ各国との共同製作というかたちで作りあげた衝撃の感動作。第78回アカデミー賞ノミネート作品。

www.uplink.co.jp/paradisenow/


『アフガン零年』
監督・脚本・編集:セディク・バルマク(2003/アフガニスタン=日本=アイルランド/82分 )
7/10 14:50の回
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女性の一人歩きを禁じたタリバン政権下で、祖母と母と暮らす12歳の少女。彼女は生活のため髪を切り、少年として暮らし始めるが……。 TV、映画、音楽が禁止されていたタリバン政権崩壊後初めてアフガン人の監督による、アフガンの映画が誕生 。

www.uplink.co.jp/afgan/


『チベット難民~世代を超えた闘い』
監督:田中邦彦(2000/日本/108分 )
6/27 14:50の回
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テレビでほとんど報道されない、チベット難民の現状を追いかけたドキュメンタリー。チベット紛争の報道が、北京オリンピック、ダライラマ14世の発言などでクローズアップされる近況でも、ほとんど伝わらないチベットの難民の現状を唯一密着し、体験させる貴重な作品。

http://www.10system.com/Tibetan%20documentary.html


『イラク— ヤシの影で』
監督、撮影、編集、製作:ウェイン・コールズ=ジャネス(2005/オーストラリア/90分)
6/26 14:50の回
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2003年春、イラク攻撃4週間前。アメリカによる攻撃開始が予見されながらも日々の日常に勤しむバクダットの人々。攻撃開始後、朗らかであった人々の空気は一変する。世界がプロパガンダの嵐にさらされる中で、監督は自分の目で見た「イラク」を伝える。

http://www.cinematrix.jp/dds/2006/08/post_15.html


『ファイナル・ソルーション』
監督、脚本、編集、録音、製作:ラケッシュ・シャルマ(2004/インド/150分)
7/6、7/8 14:50の回
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2002年インド西部グジャラート州で起こったイスラム教徒の虐殺事件の真相を探りながら、インドにおけるヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立を捉える。監督は、出口の見えない対立構造を真摯に直視しようと試み、憎悪の形成と増幅を丹念に描き出す。

http://www.cinematrix.jp/dds/2006/08/post_17.html


『S21クメール・ルージュの虐殺者たち』
監督: リティー・パニュ(2002/フランス/101分)
7/5 14:50の回
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クメール・ルージュの大虐殺による加害者と被害者をその場所に集め、非人間的で過酷な日々を再現していく。証言で明らかになる真実の数々、対峙する2人のやりとりの迫真性が25年という時を越える。カンボジア生まれである監督の、故国への想いが静かに脈打つ。

http://www.cinematrix.jp/dds/2006/08/s21.html


『ビルマ・パゴダの影で』
監督:アイリーヌ・マーティー(2004/スイス/74分)
6/24 14:50の回
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スイスの観光用PR番組の撮影と偽りビルマ(ミャンマー)に潜入しジャングルの奥深く国境地帯へ少数民族の証言を求めて旅をする。20年以上も故郷に戻ることが許されない難民、民主化の希望を胸に戦う反軍事政権武装組織の兵士達の証言で綴る渾身のドキュメンタリー。

www.uplink.co.jp/burma/


『余震―村は何処へ行くのか』
監督:ラケッシュ・シャルマ(2002/インド/66分)
7/9 14:50の回
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地震により全壊した村。これに乗じて、村の土地に秘められたある「利益」を求めて政府と企業が介入し、住民自身による復興は遠ざかる。100以上の国際映画祭で上映された本作だが、政府の主催するムンバイ国際映画祭への出品は拒否された。

www.earth-vision.jp

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2008/05/23

写真展『1000の言葉よりも―ジブ・コーレン報道写真展』

日時:6月10日(火)~6月21日(土) 11:30~19:00
会場: BankART 1929 Yokohama <3F 1929スペース>
(横浜市中区本町6-50-1/みなとみらい線「馬車道駅」下車)


料金:一般600円
割引500円(日本写真家協会・日本写真協会の会員の方【会員証要提示】、
世界報道写真展もしくは映画『1000の言葉よりも』の半券をお持ちの方、
学生の方【学生証要提示】、当日一眼レフをお持ちの方)

『ジブ・コーレンによる報道写真ワークショップ』


報道写真家を志す方、フォトジャーナリズムに関心を持つ方々へ向けたレクチャーを行います。彼自身の写真を題材に、プロとして現場から何をどう伝えるのかを語ってもらいます。

日時:6月13日(金) 14:00~15:30
会場: BankART 1929 Yokohama <3F 1929スペース>
(横浜市中区本町6-50-1/みなとみらい線「馬車道駅」下車)

料金:1,000円(写真展入場料含む)
定員:先着40名様(以下から要予約/予約締切6月11日)


【ワークショップ予約方法】
下記項目を明記の上、件名を『予約/ジブ・コーレンによる報道写真ワークショップ』とし、メールにてお申込みください。
(1)お名前 (2)予約人数 (3)電話番号 (4)ご住所
film@uplink.co.jp

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2008/05/ 9

ジブ・コーレン写真展開催決定!!

映画の公開に先駆け、ジブ・コーレンの写真展の開催が決定いたしました。
“過去45年の中で最も重要な写真200”に選ばれた衝撃の作品など、ジブ・コーレンの作品50点を展示します。

詳細はこちら


「1000の言葉よりも」 ジブ・コーレン報道写真展


会場:BankART 1929 Yokohama
会期:6月10日(火)~21日(土)
開催時間:11:30~19:00 
料金:一般600円
*下記お客様は割引料金500円にてご入場いただけます
-日本写真家協会・日本写真協会の会員の方(会員証をご提示ください)
-世界報道写真展、映画『1000の言葉よりも』の半券をお持ちの方
-学生の方(学生証をご提示ください)

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