アップリンクは、1987年9月10日に設立され、映画の配給会社としてスタートする。最初の配給作品はデレク・ジャーマン監督の『エンジェリック・カンヴァセーション』。その後、映画の配給に留まらず、配給作品をビデオ化し独自ルートでの販売を行う。またイギリスのテレビ局BBC、チャンネル4などと共に、ジャーマン監督の『ザ・ガーデン』『エドワードII 』『ヴィトゲンシュタイン』『BLUE』の共同製作を行う。
映画以外では、テレビ・ドキュメンタリー、連続テレビドラマ (CX『90日間トテナム・パブ』)などを手懸ける。95年10月には"UPLINK FACTORY"を設け、映画の上映、イベントなどを行う。99年には、BBCとの共同製作作品『愛の悪魔』(ジョン・メイブリィ監督、坂本龍一音楽)がカンヌ国際映画祭の"ある視点部門"に正式出品。2000年にはシューリー・チェン監督のJapanese Sci-fi Porn Future『I.K.U.』を製作。サンダンス映画祭を皮切りに世界中で20以上の映画祭で上映される。同年、中国の新鋭ロウ・イエ監督『ふたりの人魚』に製作出資する。03年には共同製作した黒沢清監督の『アカルイミライ』が、カンヌ国際映画祭の"コンペティション"に出品され話題となる。
また書籍・雑誌の出版も行っており、93年12月〜2000年3月の間、映画・音楽・アートなどを扱った隔月間誌『骰子』の出版を行う。書籍ではベストセラーとなった『マルコムX自伝』、ティム・バートンの『オイスター・ボーイの憂鬱な死』『パティ・スミス完全版』『バリー・トロッターと愚者のパロディ』などを出版する。
03年には早稲田に"アップリンク・ギャラリー"をオープンし『"ロバート・メイプルソープ写真集"展』などを行なう。
現在アップリンクは"映画の製作配給"を軸に、"DVD発売"、"書籍の出版"、"ファクトリー、ギャラリーの運営"等多岐に渡る活動を行ない、常にインディペンデント・スピリットを持った作品を発信し続けている。
 
UPLINKの意味は衛星と地上基地の通信を指します。地上基地から衛星へ電波を飛ばす事をUPLINK。衛星から地上基地へ電波を飛ばす事をDOWNLINKといいます。
ロゴの×印は、単純なまっすぐの×ではなく、忍者の巻き物、車のサスペンション、パン生地を延ばすローラーのような形をしています。X自体には未知の意味が有り、『遊星からの物体X』『マルコムX』のように使われています。映画のレイティングでXといえばポルノを指し、親しい人に書く手紙の最後のXはキスの意味もあります。
ロゴデザインはアップリンクの映画ポスターのデザインを多く手掛けているIt Is Designの伊丹友広氏が行いました。