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イタリア・ルネサンスにおける最後のそして最もスキャンダラスな画家カラヴァッジオの謎に満ちた生涯を独自の解釈で描く。カラヴァッジオの絵画を役者がそのまま再現し、生きた画集をめくるような耽美的なシーンもあれば、突然、電卓やオートバイが登場するといったアナーキーでパンキッシュな画風もあり、それらが見事に融合している。
1986年ベルリン映画祭を皮切りに各国で公開されると、史実と違う、あまりにも私物化しているなどと賛否両論まきおこしたが、改めてカラヴァッジオ自体に注目を集める結果となり、世界中で大ヒットとなった。主役のカラヴァッジオ役には、舞台で活躍するナイジェル・テリー、彼を魅了するラヌッチオ役には「ロード・オブ・ザ・リング」のボロミア役で日本にもファンの多いシーン・ビーン。以降のジャーマン作品のほとんどに出演することになるティルダ・スウィントンは本作が映画デビューとなる。画家としても活動していたジャーマンの最も物語性を持つ代表作である。
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