衆院選の前に知っておきたい、TPP 『モンサントの不自然な食べもの』上映付きトークショー

12/12(水)

『モンサントの不自然な食べもの』
日時
12/12(水)
料金
一律¥1,000
リンク

モンサントの不自然な食べものを通して考える、TPPとは何か?


衆院選、都知事選で大きな争点としてあげられるTPP(環太平洋パートナーシップ)、TPPとはいったいどのように私たちの生活に関係してくるのでしょうか?TPP市民活動を主催されているPARCの内田聖子さんをお招きして、TPPについて考えましょう。

・TPPとは、どんなものか?
・遺伝子組み換え食品とTPPの関係
・衆院選での各議員のTPPへの考え方

TPPという、アルファベット3文字にはどんな背景があるのか?
16日に迫る選挙のご参考にして頂ければと思います。

ゲスト:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長。「STOP TPP!! 市民アクション」)

『モンサントの不自然な食べもの』(2008年/フランス、カナダ、ドイツ/108分)
監督:マリー=モニク・ロバン 
カナダ国立映画制作庁・アルテフランス共同製作
協力:作品社、大地を守る会、食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク、生活クラブ生協






◆モンサント社の「業績」
モンサント社は、アメリカで1901年に設立され、世界46カ国に進出している多国籍バイオ化学メーカー。ポリ塩化ビフェニル(PCB)、枯れ葉剤、牛成長ホルモン、除草剤ラウンドアップ、遺伝子組み換え作物の開発企業として知られます。製品はどれも人体や環境への悪影響で世界中で問題を起こしてきました。

PCBは熱に強く、燃えない、電気を通さない、化学的に安定しているなどの性質から、熱媒体、変圧器やコンデンサといった電気機器の絶縁油、ノンカーボン紙などに幅広く利用されました。いっぽう、生体への毒性は極めて強く、体に取り込まれるとガンやさまざまな内臓疾患、ホルモン異常、全身の塩素挫創、子供の畸形、皮膚の色素沈着といった問題を引き起こします。日本では三菱モンサント化成が製造していましたが、1968年に、米ぬか油に混入する「カネミ油症事件」が起きて西日本一帯で約1万4000人が被害を受け、1975年に製造・販売が禁止されています。しかし、今も製品の中や環境中に大量に存在し、「眠る爆弾」とも呼ばれています。

枯れ葉剤は、ベトナム戦争でジャングルに隠れてゲリラ戦を展開するベトコンに手を焼いたアメリカ軍が、ジャングルを枯らし、農業基盤を破壊するために飛行機から大量に散布したものです。そのなかに含まれていた毒性の強いダイオキシンに400万人のベトナム人が曝露し、たくさんの奇形児が生まれました。散布したアメリカ軍兵士も曝露し、帰還兵4万人が健康被害の補償を求めて集団訴訟を起こしました。

牛成長ホルモンは、子牛の成長が非常に早くなり、乳牛でとれるミルクの量が20%まで増加すると言われています。しかし、投与されたホルモンが肉やミルクに残存してそれを飲食した人にアレルギーやホルモン異常、さらにはガンを引き起こすとの指摘があります。モンサント社は遺伝子組み換え大腸菌に牛成長ホルモンを作らせる製法を開発し、1994年に「ポジラック」という製品名で売り出しました。しかし、消費者の拒絶で売上げが伸びず、2008年にこの部門を売却して撤退しました。しかし、製品そのものはアメリカでいまも使われ続けています。

遺伝子組み換え作物は、この映画にも出てくるように、安全性の確認が不十分だったり、データが捏造されたりしています。遺伝子の働きは極めて複雑で何が起きるか分からない部分が多く、世界中の消費者がモルモット状態といえます。また、ラウンドアップが効かない「スーパー雑草」が拡大するなど、自然からのしっぺ返しも始まっています。




◆監督プロフィール
マリー=モニク・ロバン Marie-Monique Robin  
フランス人ジャーナリスト、ドキュメンタリー映像作家。
1960年、フランスのポワトゥー=シャラント地方の農家に生まれる。ストラスブールでジャーナリズムを学んだ後、フリーランス・リポーターとして南米に渡り、コロンビア・ゲリラなどを取材。
1995年、臓器売買をテーマにした『Voleurs d’yeux(眼球の泥棒たち)』でアルベール・ロンドレ賞受賞。

2003年、アルジェリア戦争でのフランス軍による拷問や虐殺を扱った『Escadrons de la mort, l’ecole francaise(死の部隊:フランスの教え)』でFIGRA(社会ニュースレポート&ドキュメンタリー国際映画祭)優秀研究賞ほか受賞。

2008年、本作『モンサントの不自然な食べもの』がレイチェル・カーソン賞(ノルウェー)、ドイツ環境メディア賞ほか数々の賞に輝く。
現在、3.11以降の福島の農家を取材し、アグロエコロジー、農業を中心とした継続的な社会をテーマにした、世界のオルタナティブ農家を追った作品を制作中。

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