コラモン@アップリンク・ルームvol.5 『コラボ・モンスターズ!!の好奇心』

5月24日(金) 18:50開場/19:00開演

kabegiwa
日時
5月24日(金) 18:50開場/19:00開演
料金
一律¥1,500
会場
ROOM(2F)
リンク

「短編映画のアレって予想外に大きいのよ」
「アレってなんだ!アレって!?」


長編であろうと短編であろうと問題は時間の長短ではなく、その時間の使い方である。時間の使い方次第で短編も、長編にはない濃度と密度で「娯楽」を盛り込めるマジカルな器に変形する。短編映画の「容量」は予想外に大きいらしい。短編映画は、ありったけの「娯楽」を詰め組んで大胆に飛躍する演出を可能にする、新しい映画フォーマットとして再創造されつつあるのだろうか。

【タイムテーブル】


19:00~[上映]
コラモンセレクト作品


①『純情No.1』(2011/20分/HDV)














■監督・脚本:大工原正樹 
■出演:長宗我部陽子、北山雅康、猪原美代子、市沢真吾、冨永圭祐、川島玄士

主人公の女の見事な思い込みが、終始デタラメな展開を呼ぶコメディ。なのだろうか?大雑把に言ってしまえば、憎しみがつきぬけてやがて愛に変わるお話な気がするのだが、なんだか違う気もする。タイトルもデタラメなようで、確かにこれしかない気もする。ひょっとしたら大工原正樹に騙されているのかもしれない。ただひとつ言えるのは、主演の長宗我部陽子がデタラメでチャーミングでひたすら楽しい映画であるということだ。

【新作】『恋の季節』(2013/9分/HD)














■監督・脚本:大工原正樹 
■出演:仲村怜緒、二宮未來、松下仁、市沢真吾 /大迫茂生

映画美学校の実習で、撮影1日・予算5千円という条件のもとに撮られたショートムービー。『純情No.1』に続き、大工原が映画美学校の日常をほぼ忠実に再現した「映画美学校喜劇シリーズ」第2弾である。

『INAZUMA 稲妻』(2005/30分/DV)














■監督:西山洋市 
■脚本:片桐絵梨子 
■出演:宮田亜紀、松蔭浩之、西山朱子、布川恵太

女優のセリは撮影中に相手役の加島が振るった真剣で顔を傷つけられた。セリは加島を怨み、復讐を考える。現代劇にアクション物とは違うコンセプトで「チャンバラ」を導入することで、男と女の愛憎のドラマを活劇として描こうとする試み。


20:10~[トーク]
コラモン・トークライブwith大工原正樹

「太く短くってこのことか?」

大工原正樹:映画監督。1962年生。主な監督作品『未亡人誘惑下宿』『風俗の穴場』『のぞき屋稼業・恥辱の盗撮』『赤猫』『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』など。


21:15~[上映]
高橋洋ミニコラボ3部作

ミニコラボとは、映画美学校初等科生をスタッフに、撮影1日、ノーライトで撮られた実習作品。予算わずか1万円で血と暴力と愛憎が渦巻くあまりにも強引な世界…。新作『炎の天使』は狂気の演劇集団を描くスペクタクル。予算はさらに下がって5000円!

※写真は新作『炎の天使』

①『おそらく悪魔が』(2009/9分/MiniDV)
出演:伊野紗紀、渡辺あい、田代正明、相良実和子


②『続・おそらく悪魔が』(2011/9分/MiniDV)
出演:きむらゆき、八幡みゆき、若栗有吾、東村論弥、鈴木英生、茂木俊幸


【新作】『炎の天使』(2012/9分/HDV)
出演:きむらゆき、中川智明、小保方裕哉、野呂悠輔、杉原まり子、猪野浩晶
 


21:45~[上映]
2012年映画芸術ベストテン4位『旧支配者のキャロル』

(2011/47分/HDV)


『女優霊』以来こだわり続けてきたバックステージを舞台に高橋洋が描く“真の人間ドラマ”。「20世紀には恐怖だったものがドラマに変わる瞬間!」(Phew)。
監督・脚本:高橋洋
出演:松本若菜、中原翔子、津田寛治、本間玲音、伊藤洋三郎



22:35~[トーク]
コラモン三監督による本日のおまけトーク(15分)


「コラボ・モンスターズ!!」とは

高橋洋・西山洋市・古澤健の3監督による短編映画製作&上映プロジェクト。これからの時代の新たな「娯楽映画」開発のために上映と対話を繰り広げている。通称「コラモン」は2012年5月、『旧支配者のキャロル』『kasanegafuti』『love machine』の三本立て公開から出発した。今後はテーマによってプログラムを様々に組み変えながら3作品の上映と他では聞けない映画トークを続行する。


高橋洋
1959年、千葉県生まれ。森崎東監督によるTVドラマ「離婚・恐婚・連婚」で脚本家デビュー。以降、映画やオリジナルビデオの脚本を多数手がけ、1995年『女優霊』(中田秀夫監督)の脚本を担当、同作は後のJホラーの礎となる。そして、『リング』(1998)では、原作小説を大胆に脚色、続く『リング2』(1999)、『リング0~バースディ』(2000)の脚本も手がけ、Jホラーを代表する脚本家としての地位を確立した。2004年には初の長編監督作品『ソドムの市』を発表。監督作として、中原翔子を主演に迎えた壮大なスケールの短編 『狂気の海』(2007)、Jホラーシアター・シリーズ完結編として制作された『恐怖』(2009)がある。脚本家としての主な作品には『復讐THE REVENGE 運命の訪問者』、『インフェルノ蹂躙』(1997)、『蛇の道』(1998)、『発狂する唇』(1999)、『血を吸う宇宙』(2001)、『おろち』(2008)など。著書には「映画の魔」(青土社)がある。


西山洋市
1959年、神奈川県生まれ。「おろし金に白い指」(高橋洋脚本、1991)、「ぬるぬる燗燗」(1992)、「ぬるぬる燗燗の逆襲」(1992)、「ホームビデオの秘かな愉しみ」(1993)など実験的なTVドラマでキャリアをスタート。1996年にピンク映画としてリメイクされた『ぬるぬる燗燗』も含めた「ぬる燗」シリーズは『桶屋』(2000)、『INAZUMA稲妻』(2005)、『死なば諸共』(2006)を経て『kasanegafuti』に至る「現代劇の皮をかぶった時代劇」の萌芽。97年の『痴漢白書劇場版II』は「青春メロドラマ」であった。その他の監督作に『完全なる飼育 愛の40日』(2001)、『稲妻ルーシー』(2004)、『運命人間』(2004)、『グロヅカ』(2005)、自主製作の『吸血鬼ハンターの逆襲』(2008)など。共同脚本作品として黒沢清監督『蜘蛛の瞳』(1998)、塩田明彦監督『月光の囁き』(1999)がある。


古澤健
1972年、東京都生まれ。大学卒業後に製作した『home sweet movie』が、1997年度のPFFで脚本賞を受賞。同年、映画美学校に入学し、黒沢清、高橋洋、塩田明彦らに学ぶ。1998年に卒業作品として監督した『怯える』がフランスのクレルモンフェラン短編映画祭に招待される。その後、演出助手として、黒沢清監督『回路』、瀬々敬久『RUSH!』等の現場に参加する。 2002年、瀬々敬久監督『超極道』で脚本家デビュー。黒沢清監督『ドッペルゲンガー』の脚本を経て、2004年『ロスト☆マイウェイ』で劇場用映画監督デビュー。主な監督作品に、『オトシモノ』(2006)、『トワイライトシンドローム デッドクルーズ』(2006)、『making of LOVE』(2010)がある。2011年公開の『アベックパンチ』での人気コミック映画化をはじめ、2012年には橋下愛主演作『Another アナザー』、武井咲主演作『今日、恋をはじめます』の2本のメジャー作品を手掛ける。
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