月刊 平野勝之(第十一回)『由美香2005 GAS物語』『UNDER COVER JAPAN 風と共に去りヌ』

2014/12/13(土) 19:00開場/19:30上映開始 ※受付開始は18:00から

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日時
2014/12/13(土) 19:00開場/19:30上映開始 ※受付開始は18:00から
料金
一律¥1,800

映画監督・平野勝之がAV作品を中心にセレクトし、なかなかお目にかかれない作品を上映するまさかの月例企画


映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。

■上映作品

『由美香2005 GAS物語
(2009年/約52分/HMJM ハマジム)
未公開作品



【解説】映画「監督失格」を制作する引き金となった作品。2005年、平野は14年間勤めたAV制作会社シネマユニットガスを離れる事になり、その記念になるドキュメントAVを制作する事になった。その撮影途上で、林由美香の急死に遭遇する。入れ替わりで入社してきた演劇女性、苅谷文の目を通して物語は描かれる。事件当日、別の場所でもう一台のカメラが回っていた…。「監督失格」のアウトテイク的作品。初公開。

「監督失格の中盤のいくつかのシーンと、例の林由美香急死現場の映像は、この作品の撮影中に起きた出来事でした。自分とAV制作会社であるシネマユニットガスの歴史、みたいなドキュメントを撮っていたので、由美香にも出てもらおうと撮影していました。例の事件の影響で本作の完成まで3年ほどかかってしまい、納品はしたのですが、結局は未公開のままになっていました。あの時、何が起こっていたのか?苅谷文という女の子が回したカメラと、その視点で描かれます。監督失格とは繋がっていますが、また別のお話となっています。」(平野)


『UNDER COVER JAPAN 風と共に去りヌ』(2004年/約52分/HMJM ハマジム)
※オムニバス「UNDER COVER JAPAN」より平野勝之パート



【解説】2003年クリスマス~2004年正月まで、北は北海道、本州は東京、南は沖縄、と、それぞれ平野勝之、カンパニー松尾、真喜屋力、が同時にカメラを回し、それぞれの年末、正月の行動を描いたオムニバス作品。そこから吹雪の中、自転車で北海道を放浪する平野勝之編を上映。クリスマスの礼文島で吹雪に見舞われテントを潰されたり、正月の宗谷岬に元旦だけ集まるライダーたちの様子を描くロードムービー。オリジナル版では、カンパニー松尾編のみ女性が登場しカラミがある。平野、真喜屋編では女性すら登場しない。初期ハマジムの意欲作。

「これはねー、1999年の僕の映画「白 THEWHITE」の完全な続編です。なんか「白~」の後、妙な虚無感がずーっとあって、あてもなく厳冬の北海道を放浪している感じを描きたかったんだと思う。「白~」と同じく映像的クオリティは崩していません。物語が死滅した後の物語、というか、物語の無い物語って感じでしょうか?オリジナル版ではカンパニー松尾が「勝っちゃんが北海道で吹雪にまみれて頑張ってるから」って、よくわからない理由で、トンでもない相撲取りみたいな女性と黙々とセックスしてたり(笑)。なんか、そんなところもカンパニー松尾とは妙な因縁と友情を感じたりして(涙)。別に北海道で苦労してるからって、無理矢理セックスしなくてもいいと思うんだけど(笑)。そこはカンパニー松尾らしい面白さで、なかなか壊れてます。そんな事を想像しながら見ると深く楽しめますね(笑)」(平野)

■ゲスト

カンパニー松尾(AV監督『テレクラキャノンボール』『劇場版 BiSキャノンボール2014』)

「月刊 平野勝之」について。
これからしばらく毎月1本か2本、定期的に自分の過去作品を上映する事になりました。何せ「監督失格まで」なる本を出版したものの、8㎜含め200本以上の作品が、もろもろの事情で見る事ができない、という状況です。セレクトしてみたら、劇場にかけても見劣りしない作品が50本ぐらい存在する。見れば確実に面白いと思えるものを、少しでも見る機会を与えるべく、整理してお届けしたく思います。やはりAVが多くなりますが、自分の作り方はAVのそれとはまったく違う方法で成立しています。ドキュメンタリーが多いけど、定番のドキュメンタリーの方法ともまるで違います。テレビでもメジャー映画でもないし、実験映画ではもちろんなく、よく自分の映画に言われる「私小説映画」の類いが目的でもありません。

自分的には「ただの映画」だと思ってます。

映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。

ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。

みなさん、どうぞご賞味ください。

平野勝之
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!

第一回『月刊 平野勝之』10/19(土)
上映作品:『アンチSEXフレンド募集ビデオ 劇場版』+おまけ映像『GUST』 ゲスト:カンパニー松尾



第二回『月刊 平野勝之』11/16(土)
上映作品:『ザ・きもだめし 飛んで火に入るAVギャル』+『アブノーマル志願 柔肌(からだ)に教えて2』 ゲスト:バクシーシ山下



第三回『月刊 平野勝之』12/21(土)
上映作品:『ザ・タブー恋人たち』+『ザ・タブー恋人たち2 自力出産ドキュメント』 ゲスト:井口昇(映画監督)、高槻彰(シネマユニット・ガス代表、AV監督)



第四回『月刊 平野勝之』1/18(土)
上映作品:『HOW TOドキュメント わくわく痴漢講座 痴漢の達人、指責めの極意』 ゲスト:小坂井徹(本シリーズのメインスタッフ、最下層AV監督、パンチラ好き)



第五回『月刊 平野勝之』2/15(土)
上映作品:『淫乱カップル 北へ…』 ゲスト:ペヤンヌマキ(AV監督、ブス会*主宰/脚本・演出家)、菊淋(AV男優、監督)




第六回『月刊 平野勝之』3/15(土)
上映作品:『桜井風花としてみませんか?』 ゲスト:柳下毅一郎(映画評論家・翻訳家)




第七回『月刊 平野勝之』4/19(土)
上映作品:『昼下がりの乱れ妻たち』劇場版総集編 ゲスト:高橋源一郎(作家)




第八回『月刊 平野勝之』5/17(土)
上映作品:『SEXレポートNo.1 美人キャスターの性癖』




第九回『月刊 平野勝之』6/21(土)
上映作品:『セックスフレンズ 釈八恵 劇場版』




第十回『月刊 平野勝之』11/15(土)
上映作品:『プロジェクトSEX 劇場版』



「監督失格」まで──映画監督・平野勝之の軌跡


著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!
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