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1995年10月にオープンしたマイクロ・カフェシアターです。映画の上映をメインに、ライヴ、DJ、トーク・ショー、パフォーマンス、写真展、シンポジウムなど様々なイベントを開催中。

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風の残響

出演に大杉蓮、ドラマ版『世界の中心で愛を叫ぶ』に出演中の本仮屋ユイカを起用した幸修司の第一回監督作品。その山の頂きを目指すものは神隠しに遭うという説話が行き渡る山深い村落。木々は異界へと誘う上枝であり道無き道は虚空へと彷徨う路。風は樹木を呼び声にざわめき、嘶く。そこで織りなす叙情詩。非在の物語。少女は突然失踪した母の帰りを信じ深い闇をかかえたまま思春期を迎えた。少女を見守り続けた少年もまた同時に或る一つの岐路へと差しかかる。言葉無しに分かり合え、永遠に互いの傍らに寄り添あって歩むと信じていた矢先、少女は行方知れずになってしまう。少年は纏わりつく緑闇と巨大な自然の鼓動の渦中へ身体を投げ出して幾度も幾度も少女を探して彷徨った。しかし日々は加速するだけで少女は見つからない。自ら視た白昼夢は少年の過去をも引き裂いた。記憶は刷新しつづけ日常は折り重なり古い過去を摩耗して行く。少年は今を生きていた。しかし何かを強固に覆い隠して。風鈴の音色、揺らめく蛍の緑閃。あの時少女が抱いていた闇。少年はそれと同種の闇が巣食っているのを初めて感じた───撮影から一年以上を費やし自然の無限的変化を丁寧に捉えた詩情に満ちた作品。

日時:10/11(月)〜10/13(水) 連日14:00〜 料金:¥800(1ドリンク付)

監督・脚本:幸修司  キャスト:嶋崎徹、本仮屋ユイカ、小山創、前田綾花、大杉 漣
制作:花村也寸志  製作:映画美学校

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コメント

水曜日に風の残響を見て来ました。ネットで神隠しモノをやっていると知り興味が涌きました。まずロケーションの良さに目が引かれます、そして役者さんの演技も丁寧で好感が持てました。特に大杉連さんは上手すぎ、本仮屋さんも出番が少ない割にキャラがよく立っていたと思います。主人公の嶋崎徹さんも頑張っていらっしゃるのですが、後半、脚本が一般には解りずらいモノに見え、主人公の悩みや心の葛藤がたるくなって、彼の演技が間延びして見えました残念です(すみません、個人的にそう感じたものですから)ただ、後半 晃冶が小夜子の心の気持ちにきずいた所と最後 蛍の灯りが消え小夜子に分かれを告げるシーンは納得できます。やはり惜しむらくは、前半の物語と後半のドラマが別モノのようで流れというか、例えるならば、彼女とワインを飲んでいたら気が付けば一人で焼酎をあおってた というようなカンジでしょうか?それぞれはとても良いんですが、繋げて見せるモノとしては、ちょっと残念です。もう少し、娯楽として見る人のことも考えていただけると嬉しいです。なまいきなコトを書いてすみません、これが、お金を払って観た私の感想です。 敬具

Posted by: ITOYOKO : October 16, 2004 04:23 AM

ITOYOKO様
ご来場ありがとうございます。また、貴重なご感想のコメントを頂き誠にありがとうございます。『風の残響』は幸氏の初監督作品でまだ表現として至らぬ部分はあるというのは事実です。しかしながら、自主制作、初監督作品の域は十分に超える演出と表現をしていることも事実ですし、今後期待が出来る監督であると言う事からも、今回アップリンク・ファクトリーで紹介させていただきました。

Posted by: アップリンク・ファクトリー : October 21, 2004 02:38 PM
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