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ポーランド・コミック展

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日時:8/3(水)〜8/15(月)12:00〜22:00
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1991年よりポーランドのウッジ市で開催され、世界各国のコミック作家(漫画家)が参加する『International Festival of Comics and Games(国際コミック&ゲーム祭)』が、ポーランドにおけるコミック文化の歴史を作品の展示を通して紹介する。


期間:2011年8月3日(水)〜8月15日(月)連日12:00〜22:00
入場無料


ポーランドのコミック文化について / text : ピオトル・カシンスキ(Piotr Kasiński)


 ポーランド・コミックというムーブメントは近年に始まったわけではなく、その起源は1920年代に雑誌に掲載された短編画「小ヤギのマトゥエク / Koziołek Matołek」(コルネル・マクシンスキ作/マリアン・バレントノビチ画)まで遡る。 戦後、ポーランド・コミックはアメリカのディズニーやフランスのコミック雑誌といった輸入作品の影響を受けながらも、ポーランドにおける共産主義の影響下でヒューマニズムをテーマとする子供向けコミックや戦争に向けたプロパガンダとしての成人向けコミックが主流となり、独自のコミック表現を残した。

 これは、ポーランド社会主義崩壊の1989年まで続いた。検閲当局が作家たちの描く空想科学/冒険をテーマとしたコミックを認めることがあり、『トィトスとロメクとアトメク(Tytus, Romek i A’Tomek)』、『カイコとココシ(Kajko i Kokosz)』、『カイテクとココ( Kajtek i Koko)』『ジビクキャプテン(Kapitan Żbik)』といった作品群は、当時のベストセラーとなった。その頃のポーランド・ コミック読者は、ヨーロッパの西側やアメリカで出版されていた幾多ものコミックを読むことができなかったのだ。同様にまた西側諸国も、ポーランド・コミックを知る機会が全くなかった。その中で、グジェゴシ・ロシンスキ、ズビェグニェフ・カスプシャクは、フランス語圏コミック市場で著名となった数少ないポーランドコミック作家だった。

 1980年代から90年代にかけて、作家たちは本のイラストや広告の制作に従事し始め、ポーランドコミックは事実上姿を消すこととなる。しかし90年代に入ると、ポーランド・コミックは新しい市場を形成し始める。ヨーロッパ、アメリカそして日本から、古典のみならず現代のコミック文化が輸入され始めたのだ。21世紀初頭、ポーランドに新世代のコミック作家が登場し始め、死に体だったポーランドのコミック市場に新風を送り込んだ。若く自由な作家たちは制限を受けることなく、原作者も作画家も彼ら自身の興味あるものを発表するようになったのだ。

 彼らは、全世代層に受け入れられる新シリーズ─『ハリネズミのイエジー(Jeż Jerzy)』『気楽な団地(Osiedle swoboda)』『ビルク(Wilq)』─ といった作品を制作し、発表した。これまでに原作と作画が別々であることが当たり前であったポーランドにおいて、個人の作品としてコミックが発表されるようになったことは、現実社会の西側社会のコミック神話に追いつき、ポーランド・コミックが成熟してきたことを物語っている。『アフトゥング ゼリグ(Achtung Zelig)』『バヤボンゴ(Bajabongo)』『オットーとワトソンの事件簿(Przebiegłe dochodzenie Ottona i Watsona)』といったシリーズなどは、アメリカやフランスの有名なコミック作家たちの作品群に比肩し得るクオリティを持つものである。

 ポーランド・コミックのこのような急激な躍進と多様性は、フランスの出版社やアメリカの編集者たちにポーランドコミックを再考させる機会を与えた。今回の展示会では、ポーランド・コミックが辿った100年の歴史とそれに付随する様々な進展をみることができる。 ポーランド・コミックのすべてを展示することはできないが、ポーランドを代表するコミック作家たちの作品が網羅されているといえるだろう 。



スケジュール

「ささやかな光がもたらす幸せの虹色」

8/17(水)〜8/29(月)12:00〜22:00

 風鈴が風を捉えるごとく、わずかな光も捉えることから“光鈴”と名付け られた、輪鼓装飾店のオリジナ

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exhibition

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