映画『ミラクルツインズ』

コメント

“ミラクルツインズ”は、二人の足跡を、生々しい映像と、二人の淡淡とした、しかし雄弁な語りによってつぶさに伝え、肉親の情愛、男女の絆、さては人生の何たるかも深く考えさせてくれる。

大鐘稔彦 (作家・医師)

彼女達が大きく息を吸って、力一杯フーッと吐いて出来たシャボン玉を観ながら、私は病院のベッドの上にタイムトラベル・・・生まれて間もなく肺囊胞症と診断され、手術不可能と。そして、まるで時限爆弾を仕掛けられた状態で三年間待ち、私は肺左下葉切除し、生還しました。その後も入退院を繰り返し、子宮も失いました。ですから、彼女達を観ていて、人事とは思えません。

私の闘病中に母のお腹にいた妹、私のお腹の中にいた赤ちゃん。
彼女達を助けたドナーの方々。

私達を助けてくれた先に旅立たれた人達の分まで命を大切に生きていこうと、映画を観て再確認しました。
そう、諦めなければミラクルは起きるということ!!

紫しえ (エッセイスト)

生と死とのとなり合わせの中でも、どんな時も前向きに生きているステンツェル姉妹を通して、日常生活では忘れがちな「呼吸することは生きること」「命のつながり」の大事さを改めて感じた感動のドキュメンタリーでした。一人でも多くの人に臓器移植に興味を持って欲しい。

谷川真理 (マラソンランナー)

逆境をものともしない人間の心の勝利を描いた感動的な映画であり、そして、分け合う命についての誠実で美しい物語。

ジャック・ブラック (俳優 / ミュージシャン)

折原みと

折原みと (漫画家)