【毎日映画コンクール受賞記念】金聖雄監督特集『花はんめ』『空想劇場』

上映終了

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日時
上映終了
料金
一律¥1,000 ※渋谷アップリンクでの『SAYAMA 見えない手錠をはずすまで』ご鑑賞時のレシート・半券のご提示および『SAYAMA』を続けてご覧になる場合は¥800
会場
FACTORY(1F)
作品分数
『花はんめ』100分、 『空想劇場』107分
リンク
『花はんめ』(2004年/100分) 上映日程:2/21(土)10:30、3/1(日)10:30


監督:金聖雄
出演:はんめたち
製作:米山靖
撮影:石倉隆二
音響構成:渡辺丈彦
音楽:横内丙午
企画・製作:「花はんめ」製作・上映委員会、ヒポコミュニケーションズ


ただ歌って、踊って、笑って…。
今が夢のようだよ…。
路地裏のアパートに集う[はんめ]のせつなくも、
まぶしい、青春ドキュメンタリー。

1999年、夏。きっかけは、私の母の死でした。
遠く故郷を離れて終えた77年の生涯…。母はしあわせだったのだろうか。

母や在日一世たちが、歴史の渦に飲み込まれながらも、日本という舞台でたしかに生きた、生きているというあかしを残したい。私に出来ることは、小さなお墓を創るような気持ちで、仲間と一緒に映画を創ることでした。母の死と時を同じくして、今回の映画の主人公「はんめ」たちと出会ったのは、川崎、桜本の街にあるスーパーの衣料品売場。50年ぶりに水着を着たという清水の姉さん(孫分玉)の、まぶしいばかりの姿を目にした私たちは、彼女達が泳ぐ姿を撮影しないわけにはいきませんでした。

以来4年間、置き去りにしてきた“青春”を取り戻そうとしているようなはんめたちに、撮影という形でそっと寄り添ってきました。波乱の人生を生き抜いて、手に入れたどうってことのない日常。その中にこそ「はんめたちの歴史」が刻み込まれていると信じています。

生き生きとした夢見るはんめたちの姿に、母への思いを重ねながら、私は映画を「花はんめ」と名付けました。

母たちは、どうしてあんなにも強かったのだろう。
母たちは、なぜ、あんなにも優しかったのだろう。
みなさんは自分の母の人生をどれだけ知っていますか…。


『空想劇場』(2012年/107分) 上映日程:2/22(日)10:30、2/28(土)10:30


監督:金聖雄
出演:若竹ミュージカルのみなさん
撮影:渡辺勝重
編集:野村太
制作:桜井さと実
製作:Kimoon Film製作上映委員会


「歌はへた、踊りもいまいち。でもなんだか感動する!」
そんな“若竹ミュージカル”の不思議な魅力がいっぱいつまったドキュメンタリー映画「空想劇場」

「ぼく幸せにしますのセリフが入っているようなラブストーリーをやりたい」
“若竹ミュージカル”はそんなひと言からはじまりました。小さな森に囲まれたかつての学び舎に特別養護学校の卒業生たちが月に2回いそいそと集まっています。

ダウン症や知的障害を持ちながら社会に出るということは、荒波の海に船を漕ぎだすようなもの。年齢を重ねる度に仕事、結婚、自立、老い…。様々な現実が押し寄せてきます。“若竹ミュージカル”は卒業生が孤立することなく、より豊かな人生を送れるように、集い、語り、発散できる場として保護者や先生など支援者に支えられスタートしました。

演目は名作「サウンドオブ・ミュージック」「ウエストサイド・ストーリー」「屋根の上のヴァイオリン弾き」など。ひとつの作品を2年も3年もかけてゆっくり、つくりあげていきます。みんなはそのプロセスを通して「歴史」を知り、「戦争」を知り、「恋」を知り、自分の生き方を考えます。親や先生たちも、最初はよくある当事者支援として関わっていました。しかし、しだいに歌うこと、踊ること、演じることに魅せられていきます。1997年には若竹ミュージカルオーケストラも誕生。みんな「親でも子でもなく先生でもなくミュージカルを作る仲間」という意識が芽生えてきたのです。カメラはそんな若竹ミュージカルのなんでもない日常に寄り添いました。特別に何か起こるわけではありません。でもなんだか知らないけど面白い。心地いい。不思議な気持ちになります。

さて、いよいよ映画「空想劇場」の幕が上がります。
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