【見逃した映画特集2015】『ラブバトル』

上映終了

『ラブバトル』 メイン
日時
上映終了
料金
一般¥1,300/学生・シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000 ※特別興行の為パスポート会員使用不可、サービスデー適応外
会場
FACTORY(1F),X(2F),ROOM(2F)
作品分数
99分
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2015年公開作品から選りすぐりの42作品を渋谷アップリンクにて一挙上映!!!

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第63回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
ラス·パルマス·デ·グラン·カナリア国際映画祭2014 最優秀作品賞&最優秀女優賞 受賞

『ポネット』(96)のジャック・ドワイヨン監督、19年ぶりの日本公開作は、愛の到達点。


『ポネット』(96)で、当時わずか5歳だった幼女に史上最年少のヴェネチア国際映画祭女優賞をもたらしたジャック・ドワイヨン監督。その最新作が、19年ぶりに日本公開となる。『ラブバトル』は、ある女と男の葛藤と愛の交歓を、文字通り、肉体のぶつかりあい=“闘い”を通して描いている。ドワイヨン監督が本作の着想を得たのは、セザンヌの名画「La lutte d’amour(愛の闘い)」であった。4組のほぼ全裸のカップルたちがくんずほぐれつする姿に触発された監督は、さらに、小説家カフカの書いた“毎夜訪ねて来ては闘いを挑んで無言で去っていく隣人”のこと、エティ・ヒレスム(ナチ占領下、みずから志願して収容所に送られたユダヤ系オランダ人女性)の日記に残された“型破りな精神分析学者との奇妙な関係”など、いくつかのモチーフを基に湧き出るように脚本を書き上げた。一貫して愛について探求し続けてきたドワイヨン監督にとって、本作はひとつの到達点ともいえるべき作品となった。


【STORY】
彼女(サラ・フォレスティエ)が、久々に故郷を訪れたのは、父の葬儀のためであった。葬儀を終えた彼女は隣家に足を向ける。その家には、男(ジェームス・ティエレ)がひとりで住んでいた。彼女は男に、父の遺産整理をするため、姉と共にしばらくこの地に留まると告げた。だが、男の態度は冷ややかだ。かつて、ふたりは男と女の関係になりかけたことがあった。まだ彼女がこの土地で暮らしていた頃、彼女は絶えず家族や周囲に怒りをぶつけていた。ある夜、パニック状態で駆け込んで来た彼女を男が泊めてやった。彼女は男を誘惑したが、男は受け入れることが出来なかったのだ。「君は危険人物だ。特に俺のような平穏な人間には」苦い記憶を振り返る男をよそに、彼女は笑みを残して去っていった。
一方で、彼女は、父の遺産をめぐる問題で家族との確執を抱えていた。優しかった祖父が死んだ後、父はいつも彼女に“優秀”で“最高”であることを求めた。そんな父を疎ましく思い、いつも反発してきた。家族も気性の激しい彼女をもてあましていた。彼女は、他に何もいらないからおじいちゃんが好きだったピアノが欲しいという。姉は、兄の子供が使うからと、彼女の要求を拒んだ。
その夜、彼女はふたたび男のもとを訪ねた。「私に会いたくないの? 理由を説明して。あなたと寝なかった罰? ひどいわ。赤の他人だから無視するわけ」亡き父や家族への苛立ちが、男への怒りとなって爆発する。彼女は男を挑発した。「あの夜の気分になるわ。でも寝ないわよ。用意はいい? 試してみましょうよ」彼女は、あの夜と同じように男を誘惑する。だが、それに応えようとした男を拒絶し、やがてそれは掴み合いとなった。「俺に何を期待してた? 殴り合いか?」男に彼女は答えた。「“愛の闘い”よ」
その日から、彼女は毎日のように男のもとを訪れた。互いを言葉で罵り、やがて肉体同士の“闘い”へと発展し、どちらかが力尽きるまで続く。彼女にとってその行為は、怒りや悲しみを解放するための儀式のようでもあった。回を重ねるごとに激しく、心と肉体を傷つけあうふたり。いつのまにかそれは、セックスよりも激しいエクスタシーをふたりにもたらすようになっていた。彼女と男の行き着く先に待つものとは‥‥。



『ラブバトル』(2013/フランス/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/99分)
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン
プロデューサー:ダニエル・マルケ
出演:サラ・フォレスティエ、ジェームズ・ティエレ ほか
配給・宣伝:アールツーエンターテインメント 
日本語字幕:齋藤敦子  



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