『増田進 患者さんと生きる』

上映終了

増田進写真②
日時
上映終了
料金
一般¥1,500/学生¥1,300(平日学割¥1,100)/高校生以下¥800/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000 
会場
FACTORY(1F)
作品分数
96分
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トークショー開催決定!


■2月20日(土)10:30の回上映後
登壇者:増田進(医師・本作主人公)×都鳥伸也監督

■2月21日(日)10:30の回上映後
登壇者:石井綾華(NPO法人ライトリング代表・精神保健福祉士)×都鳥伸也監督

■2月27日(土)10:30の回上映後
登壇者:斎藤環(精神科医・筑波大学教授)×都鳥伸也監督

■2月28日(日)10:30の回上映後
登壇者:名原壽子(三育学院大学看護学部看護学科名誉教授)

“新しい時代の医療”を問いかける


地域医療のパイオニアが体現する医療とは?
患者さんとゆっくり向き合う医療をしたい、患者の顔が見える取組みを進めたいと、自身が経営する「緑陰診療所」を開業している。そこには増田先生の医療を求めて、全国各地から患者さんが集まって来る。多くが、複数の医療機関をまわり、現代の医療に絶望した人たちだと言う。先生は、制度や器械から離れ、もう一度、素手による『触診』の医療を行なっている。

かつて、全国に先駆けて老人医療費の無料化や乳児死亡率ゼロを実現し、「保健の村」として名を馳せた岩手県の旧・沢内村(現・西和賀町)の医療活動に従事し、地域医療のパイオニアとして名を馳せた増田進が体現する医療の本質とは?  
『対話と触診の医療』を続ける八十歳の医師の姿を追った心温まるドキュメンタリー映画が、ついに完成!記録映画『いのちの作法』誕生から6年――沢内村とつながり続けてきた都鳥伸也監督・都鳥拓也カメラマンの贈る最新作!

高齢者世代が増大しながらも、社会保障費の削減が進む日本――医療が国民全体の重要な問題となる今、『森の診療所の終の医療』(2009年・講談社)で注目される活動を映像で追った「地域包括医療」を考える貴重なヒューマン・メッセージ!


皮肉なことだが、「医療そのものが病んでいる」と思う。これを癒せるのは、行政でもなければ医者でもない。素直な患者さんたちの声である。医療保険制度の問題だろうか?制度とは、規制の形にすぎないのだ。国が経済的な理由などで制度を見直すたび、規制がますます細かく、窮屈になっていく……。これから医療も、福祉も、教育も、形でなく、心のこもったものになる時代が来ればと願っている。
増田 進


増田進 プロフィール
1934年、盛岡市に生まれ東北大学医学部を卒業後、1963年に岩手県沢内村(現・西和賀町)国保・沢内病院に着任。75年、院長に就任。全国に先駆けて老人医療費を無料化した村で、医療・介護・保健活動を一体化させた「沢内方式」を完成させる。医療費の伸びを抑えながら村民の健康を守った業績は、地域医療史上の金字塔として語り継がれている。定年退職後、99年、岩手県田老町(現・宮古市)国保・田老病院院長に。07年、現状にそぐわない「健康保険制度」の枠を離れて患者と向き合いたいと、『緑陰診療所』を岩手県雫石町に開院。長年にわたる地域医療への貢献に対して、厚生大臣表彰、NHK東北ふるさと賞、若月賞、保健文化賞などを受賞。


【コメント】


患者さんに対する増田進の姿勢はとても勉強になる。つねに笑顔で、何らかの方法で患者さんと触れ合おうとする。「痛いよな」「つらいよな」など、患者さんの置かれた状況に時折共感する。病は、治療で治らない場合もある。そんなときも、みごとに患者さんに寄り添おうとしている。それぞれの地域の特質性に合わせつつ、医療の原点である患者さんとの一対一の関係を、80歳を過ぎた今もみごとに展開しようとしている。医療の原点がここに見える。「増田進はやっぱり神様だ」と、この映画を見て、あらためて思った。
鎌田 實(医師・作家)


死に方も、生き方も、様々になっています。医療技術はまだまだ進化を遂げるだろうけれども、増田医師の続けて来られたよな、苦痛の瞬間以外の場面でも日常的につながっている医療の豊かさが、こうして若い世代にも見直されています。
老いや病とともにあるべきものは、先進的な技術か、それとも肌に触れられ、話に耳を傾けてもらうことなのか。その価値観は、私たちが老いを迎える頃には、180度変わっているかも知れないなと思います。
西川美和(映画監督)
『増田進 患者さんと生きる』(2016年/日本/HD/カラー/96分)
監督:都鳥伸也
企画・製作:都鳥拓也、都鳥伸也
撮影・編集:都鳥拓也
音楽:柴田晃一
ナレーター:大久保千紗
配給協力:イメージ・サテライト
製作・配給:ロングラン・映像メディア事業部



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