Director

映画『レストレポ前哨基地』Part.1&Part.2

ティム・ヘザリントン

Tim Hetherington

1970年、英国マージーサイド州出身。オックスフォード大学文学部を卒業後、ウェールズ・カーディフ大学院でフォトジャーナリズムを学ぶ。’96年よりフリーカメラマンのキャリアをスタートし「The Big Issue」「The Independent」に寄稿。’98年から8年間、西アフリカに住み、シエラレオネやリベリア、ナイジェリアなどの内戦を撮影。従来のジャーナリズムを超えた、自ら呼ぶところの“トランスジャーナリズム”を標榜し、報道がより多くの人々に伝わるべく、写真と同時に映画やソーシャルネットワークなど多領域で活動。ワールド・プレス・フォト主催の世界報道写真賞を、’99年、’01年、’07年に受賞。’11年4月20日、リビアのミスラタで紛争を取材中に被弾し死去。著書に「Long Story Bit by Bit: Liberia Retold」(’09年/ニューヨークUmbrage社刊)、「Infidel」(’10年/ロンドンChris Boot社刊)がある。生前に本人がアップロードした2本の短編映像作品『Sleeping Soldiers』(’09年)と『Diary』(’10年)がvimeoで視聴可能。

セバスチャン・ユンガー

Sebastian Junger

1962年、米国マサチューセッツ州出身。ウェズリアン大学で文化人類学を専攻。ノンフィクション・ライターを志し、’93年にボスニア紛争に赴き初めて戦地を体験する。’97年、出版社に企画を持ち込んだ「パーフェクト・ストーム」(’91年に北米大西洋を襲った大嵐で犠牲になった米漁船の実話を基にしたノンフィクション)がベストセラーとなり、ウォルフガング・ペーターゼン監督、ジョージ・クルーニー主演で’00年に映画化もされた。’99年にはコソボでの戦争犯罪を取材したヴァニティ・フェア誌の記事で、アメリカ雑誌編集者協会のナショナル・マガジン・アワードを受賞。’13年、ティム・ヘザリントンの足跡を辿るドキュメンタリー『Which Way is the Front Line From Here?』をHBOの協力で手がける。’14年、『レストレポ前哨基地』パート2(原題:KORENGAL)の配給・宣伝資金をキックスターターで調達し全米で公開。同じく’14年に、帰還兵についてのドキュメンタリー『The Last Patrol』を作りHBOで放送された。