コメント・レビュー

50音順、敬称略

子供たちの素直なおいしさを楽しむ表情と、
大人たちのオーガニックと向き合う真剣なまなざしが交差し、
ゆるやかながらも次の展開を期待せずにいられない見ごたえある映画でした。
オーガニックの新しいムーブメントが期待できそう。

── 岡村貴子 (オーガニックコンシェルジュ)

これからを生きる確かな勇気をもらえて、とてもうれしかった!
私たちが直面している不安な暮らしを、どうしたら素晴らしいものに変えられるか。
その答えがここにある。
子供たちにも、大人にも、政治家にも、お百姓さんにも、絶対見て欲しい映画だ。

── 加藤登紀子 (歌手)

こどもの目線。「未来の食卓」は、今私たちが忘れてしまった感性を憶いださせてくれる。こどもの価値観の変化がおとなの価値観を変えて行く。私もかつて給食の改善に取り組んだ経緯があるが、一筋縄ではいかないことを経験している。その道筋を作られた村長さんの行動力には頭がさがる。この実例をもとにこの風が世界に影響することを願うばかりである。

── 河名秀郎 (ナチュラルハーモニー)

おもしろいとかおもしろくないとかは子供のセリフです。
少ない自分の自由時間ぐらい楽しい映画を見たい。
これも今時「ヤクザ」な思想です。
健康で、長生き、オシャレな人生。苦い薬も飲めます。
みたくない。ダメ、ぜったい。

ps.未来の食卓をみるひとは人類の救世主になれます。か。

── 桑原 茂一 (選曲家/プロデューサー/株式会社クラブキング代表)

大量の農薬散布に食品添加物、それは、長い人類の歴史の中で、たかだか50年ほどの変化だ。
ならば、それらと無縁な食べ物を子供たちのために取り戻すことは、そう難しくないはずである。

── 島村 菜津 (ノンフィクション作家)

オーガニックや有機栽培と聞くと宗教臭いと思われる方がいませんか。
実は僕がその一人です、農薬や化学肥料を“絶対”と言って否定しちゃうから。
でも今の地球には“絶対”必要な農業技術だと思います!
まずは理解してみることから始めませんか。

── 高橋がなり (国立ファーム有限会社代表取締役社長)

食の志を持った方々はわが国にも各地に点在する。
点が線となり、面となり、国の力となることを恐れてはならない。
この映画がその発火点になることを願う。

── 辰巳芳子 (料理家)

未来っていつのこと? 自分たちをごまかすのはもうよそう。
今日何を食べるか、そこに子どもたちの未来が、そして人類の未来がかかっている。

── 辻信一 (ナマケモノ倶楽部世話人/明治学院大学教授)

ずっと、やってみたいと思っていた事が実現し、映画になっている事にドキドキしています。
そして『未来の食卓』を観てたくさんの人が気づき社会が変わると思うと、ワクワクします。
私達が健康で心ゆたかに暮らすために。
緑いっぱいの地球を子供達に残すために。
できる事って何でしょう?
答えはこの美しい映画『未来の食卓』の中にあります。
是非観てください。

── 中島デコ (マクロビオティック料理研究家)

食物の安全性を他人に委ねず、自分の手に取り戻した勇気ある大人達。そのもとで、農作物を自分達で育てる子供達の誇らしげな歌声。彼らと一緒に、日本でも有機農業という安全な未来への第一歩を踏み出しましょう!

── 西邨マユミ (マクロビオティック・シェフ)

給食をオーガニック化する挑戦は素晴らしい事だと思います。
子どもたちは実際に野菜本来の味に驚いています。
毎日口にする食べ物だからこそ、この事は将来の環境にも関わってくるので、
一人でも多くの人に観てもらいたいです。

── 長谷川理恵 (モデル・タレント)

有機農業と子どもたち、有機農業と地域の人々、有機農業と身体と心、
三つのリレーションシップの新たな革命がフランスから始まる。
その革命を日本、世界にも広げる映画となりそうな予感。

── 藤田和芳 (大地を守る会会長)

若い人たちが「食の安全」について考えるキッカケは少ないので、私も食や農業のプロジェクトを通してちゃんとした情報を発信して、もっとみんなが食に目を向けられるようなキッカケを作っていきたいです。この映画を観て、小さいことかもしれないけど、みんなで力をあわせれば大きなものに変わっていくのだなと思いました。

── 藤田志穂(元ギャル社長)

私たちの身体の分子はひとつぶの例外もなく絶え間のない分解と合成のさなかにある。
それが生きているということだ。新しい分子はすべて食物に由来する。
正しい食を選ぶことの根拠がここにある。

── 福岡伸一 (分子生物学者 )

美しい農村のそこかしこに白く舞い上がる農薬の霧。その陰で多発する子どもたちのガン。死にゆく土。汚染される地下水。そして、オーガニック農法に立ち上がったひとつの村。
美しいカメラワークと穏やかな語り口が、淡々と、しかし力強く、観る者に訴えかける。未来の食卓とは、未来を創る子どもたちのための食卓であり、未来に生き残る人たちの食卓であると。
そして、それができるのは、いま、わたしたちであると。いまならまだ、間に合うのだと。

── 干場弓子 (ディスカバー21代表)

『未来の食卓』はオーガニック・ジェネレーションの到来を告げる勝どき。
程度の差こそあれ今この映画に描かれていることが世界中で進行中。
映画は楽しい無血革命とまた見せつけられた。

── マエキタミヤコ(広告メディアクリエイティブ【サステナ】代表)

この映画は、自然や生きものを、強欲にも金儲けのための資源として見るか、あるいは、この地球をいのちと美の歓びの星として、感謝の念を持って、住まわせてもらうか、あなたはどちら?と私たちに問いかけています。「健康」から、人間としての「生き方」まで、「食」を通して深いメッセージを伝えてくれる。この映画は、私たちの魂を揺さぶるに違いありません。

── 葉祥明 (絵本作家)

進行がん治療のために、無農薬・有機栽培食材を取り入れ15年余りになります。人体の健康の基盤は栄養すなわち口から取り入れる食べ物です。南仏の農村で起こった無農薬・有機食材による給食運動は、学校にとどまらず病院や高齢者給食、さらにはすべての人々の健康のために、全世界に拡がることでしょう。

── 済陽 高穂 ( 西台クリニック院長 『今あるガンが消えていく食事』著者)