ボリビア、コチャバンバ紛争〜水道民営化を阻止した民衆運動〜

1990年末に世界銀行は、ボリビア第三の都市コチャバンバの公営水道の民営化を、債務軽減や開発援助と引き替えに迫った。1999年、水供給会社はロンドン国際水供給会社に売却された。この会社は米ベクテル社の完全子会社である。 数週間後にベクテル社は、月収60ドルの最低賃金で生活する家庭に、収入の25%にのぼる膨大な料金値上げを課した。この値上げに対して大規模な抗議行動が起こり、政府は厳戒令を宣言、数千人の兵士と警官を配備した。ベクテル社は事業撤退、政府も抗議者の主張を全て受け入れることをを表明したが、世界銀行は援助停止の形で圧力をかけた。
これは1980年代から1990年代にアメリカ合衆国がラテンアメリカなどの諸国において進めてきた 新自由主義経済モデル、 すなわち経済の自由化や民営化 に対する初めての拒絶行動である。

オスカー・オリヴラ/Oscar Olivera


ボリビアの水道民営化に反対した、「水と命を守る会」
(Coalition in Defense of Water and Life)リーダー
「民衆の力を軽視してはなりません。自分達で運営できることを証明したいのです


キーワード

資本主義 ボリビア共和国 コチャバンバ水紛争  米ベクテル社(Bechtel Corporation)  BECHTEL VS. BOLIVIA THE BOLIVIAN WATER REVOLT 水の民営化とWTO 新自由主義経済モデル
経済主権:広い基盤に基づく開発の前提
 結果郵政民営化の基本方針 郵政民営化論議リンク集 郵政民営化ニュース検索および解説 厚生労働省健康局水道 国鉄があった時代

10 29, 2005 | posted by web

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