ラスタファリアンズ ストーリー

レゲエ音楽の根底に流れる「ラスタファリ」とは?ラスタにとってマーカス・ガーヴェイの予言、エチオピア皇帝ハイレ・セラシエの存在とは?彼らの象徴であるドレッドロックス、マリファナ、アイタルフードとは?ラスタ信仰を世界的に広めたボブ・マーリィらレゲエ・ミュージシャンを通じて検証したドキュメンタリー。

マーカス・ガーヴェイ(1887-1940)
マーカス・ガーヴェイジャマイカに生まれ、ジャーナリストを志す。1914年に「全黒人地位改善協会(UNIA)」を設立後、1916年にNYのハーレムで、機関紙「ニグロ・ワールド」を発行。“BACK TO AFRICA”黒人解放運動の先駆者である。1927年にアフリカに黒人の皇帝を予言し、1930年にハイレ・セラシエがエチオピアの皇帝に即位したことから、ラスタからメシアとして崇拝され、ラスタファリ運動がジャマイカ全土に広がることとなった。

ハイレ・セラシエ<ラス・タファリ>(1892-1975)
ハイレ・セラシエエチオピアのサヘカ・セラシエ王の曾孫。1930年に皇帝即位。エチオピアニズムの影響やマーカス・ガーヴェイの予言もありラスタたちの唯一絶対の神として崇められている。「三位一体の力」を意味するハイレ・セラシエであり、「王の王」、「ユダ族の獅子王」がその名に加えられ、伝説のソロモン王の血統と自称したと言われている。1966年4月21日にジャマイカ初来訪以来、同日は特別な聖日となっている。