黒沢 清
 

どう考えてもドキュメンタリーとフィクションの境目はないですね。やらせかやらせでないかという違いはありますが。ある意味じゃ、ドキュメンタリーって言ったって、ある程度やらせはあるでしょうし、フィクションってったって、まったく偶然に起ることもたくさんありますから、程度の差はあっても、すべて同じですね

オダギリジョー
 

自分から出てくるものを、出そう出そうとするんじゃなくて、出てきたものを受け入れるって事のほうが大切なんだな、ってことがわかって、でも雄二は本当におもしろい…おもしろい役でしたね。本当に

浅野忠信
 

こっちが、全然本当に嫌な気分にならずに監督の言うことを受け入れたいという気持ちにさせてくれるというのがあると思うんです。監督の言い方だと、『あ、もう僕の言ってること、あの別 にやらなくてもいいんで…』っていうような言い方するから、『いやいやいや、やりましょうよ』っていう感じになるじゃないですか

藤 竜也
 

込み入ったことまで話しちゃうとおもしろくないしね。なんか、せせこましくなっちゃいますからね。まず、現場に入ってみないと、こうゆうものってわからないですよ

北村道子/衣裳
 

三人の役柄は全部が黒沢監督の分身なんだろうと思ってるんですよ。で、その中で守の黒いコートは監督からインスパイアされた黒いコートを入れてるんですよね。私が監督と会った時も、監督はタバコを吸い続け、真っ黒な世界だったから

浅井隆/プロデューサー
  黒沢さんが本質的な事を話す時に言う話が、"人と人は分かり合おうと思ったらだめだ。理解しようと思うから、いろいろ問題が起きるんだ"という事が印象的でした

 

『曖昧な未来、黒沢清』 ambivalent future: Kurosawa Kiyoshi
2002年/日本/75分/カラー/DV・35mm
監督・撮影・編集:藤井謙二郎

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