映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』

キアヌ・リーブス製作によるデジタルシネマの未来

監督:クリス・ケニーリー プロデューサー:キアヌ・リーブス、ジャスティン・スラザ 撮影監督:クリス・キャシディ (2012年/アメリカ/99分/HD/16:9/5.1ch) 配給・宣伝:アップリンク (c) 2012 Company Films LLC all rights reserved.

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
release

マーティン・スコセッシ Martin Scorsese

『タクシードライバー』『ヒューゴの不思議な発明』監督

デジタルという新たなメディア改革にワクワクしている。フィルムが支えてきた映画文化にはさらに先がある。新たな手段は有効に使えばいい。

ジョージ・ルーカス George Lucas

『スター・ウォーズ』『レッド・テイルズ』監督

『スターウォーズ』を撮り終えた1978年には、デジタル映像の実験を始めていた。専門部門を立ち上げ、専用のコンピュータを開発した。「業界を破壊する悪魔の化身だ」と大いに非難されたよ。

ジェームズ・キャメロン James Cameron

『タイタニック』『アバター』監督

想像したことを実現するために、フィルムではできなかったことをすべて試したかった。デジタルの登場で、可能性の扉が開いたように感じた。

デヴィッド・フィンチャー David Fincher

『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』監督

デジタルを見下す人もいるだろう。金の卵を産むガチョウを殺すだけではなく、まず辱めようとするのさ。

デヴィッド・リンチ David Lynch

『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』監督

全員に紙と鉛筆を持たせたからといって、秀逸な物語がたくさん生まれるわけじゃない。今の映画の状況も同じだよ。

クリストファー・ノーラン Christopher Nolan

『インセプション』『ダークナイト』監督

デジタルメディアによって可能なことは、一見、魅力的だが中身がない。クッキーにたとえると、焼き立ては軟らかくてとてもおいしい。でも数か月経ってみるとひどい味で食べられたものじゃない。

スティーヴン・ソダーバーグ Steven Soderbergh

『オーシャンズ11』『マジック・マイク』監督

初めてレッドの製品を試した時、これこそ未来だと、誰かに伝えたいと思った。解像度もトーンカーブも光も新しい感触だった。撮影者とカメラ製作者の密な関係は、フィルムカメラの時代には考えられなかった。

ラナ&アンディ・ウォシャウスキー Lana&Andy Wachowski

『マトリックス』『スピード・レーサー』監督

デジタルカメラのおかげで、とても安上がりに物語を伝えられるようになった。限られた人たちのみによって作られてきた芸術が、多くの人々に開放された。

ラース・フォン・トリアー Lars von Trier

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『メランコリア』監督

僕にとってデジタルへの移行は当然のことだった。カメラに収められる映像の量が圧倒的だからね。役者との向き合い方を変えようとしていたから、必然だった。

ダニー・ボイル Danny Boyle

『トレインスポッティング』『127時間』監督

伝統的なフィルムのリズムを破る自由を僕は楽しんでいる。デジタル撮影を通じてその魅力を知った。求めていたものだと思った。

ロバート・ロドリゲス Robert Rodriguez

『シン・シティ』『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション』監督

デジタルはまだまだ発展する。僕らはその一翼を担ってるんだ。フィルム撮影で気に入らないのは、成果がすぐ見えないこと。暗闇で絵を描くようなものだ。だからこそ僕は自分でカメラを回し演技を指導する。

リチャード・リンクレイター Richard Linklater

『スクール・オブ・ロック』『バーニー』監督

フィルムの時代には、映画製作なんて途方もないことに思えた。仲間たちとよく喫茶店で、もし誰かがチャンスをくれたら、すごい映画を作ってみせるなどと話したものだった。

ジョエル・シューマカー Joel Schumacher

『バットマン・フォーエヴァー』『ブレイクアウト』監督

先人たちは、僕らに夢を見る新たな手段を提供してくれた。それと同じことを続けていって、新たな夢を見る手段を人々に与えるのが僕らの仕事だと思う。

レナ・ダナム Lena Dunham

『Girls』『タイニー・ファニチャー』監督

デジタルビデオがなければ映画は作らなかった。私は脚本家としてスタートしたから、機械の知識もないし、撮影は無理だと思っていた。

バリー・レヴィンソン Barry Levinson

『レインマン』『トラブル・イン・ハリウッド』監督

デジタルは変化を続け、ストーリーテリングの性質も、想像もできない形に変わり続けるだろう。大きな革命だよ。

ヴィットリオ・ストラーロ Vittorio Storaro

『地獄の黙示録』『ラスト・エンペラー』撮影監督

撮影監督には芸術の知識も必要だ。芸術と技術のいずれも、今の映画には欠かせない。この革命に参加しなければ置き去りにされる。無関心を装い、他人任せにしてはならない。関わるべきだ。

アンソニー・ドッド・マントル Anthony Dod Mantle

『スラムドッグ$ミリオネア』『第九軍団のワシ』撮影監督

ソニーのハンディカムでサッカーの試合の観客を撮影していて、その親近感と明るさが神秘的に感じられた。映像を見てそのカメラの可能性に気づいた、カメラの動きが醸し出す情感がカギになると思った。

ウォーリー・フィスター Wally Pfister

『インセプション』『マネーボール』撮影監督

映像の質が劣る手段がフィルムを脅かしている現状を残念に思う。油彩画を捨ててクレヨンを使うようなものだ。僕は一番最後までフィルムを使う撮影監督になるよ。でも、10年以内には自分もデジタルを使うと思う。

リード・モラーノ Reed Morano

『フローズン・リバー』『フォー・エレン』撮影監督

フィルムは独特の質感と粒状構造が魅力ね。個人的には、温かみがあるフィルムの味わいに、とても心を癒やされる。5年後10年後にもフィルムが残ってほしいわ。

ミヒャエル・バルハウス Michael Ballhaus

『ギャング・オブ・ニューヨーク』『ディパーテッド』撮影監督

あらゆることに共通する真理がある。自分が納得した上で、情熱と愛情を持って何かをするなら、手段は関係ない。

ヨスト・ヴァカーノ Jost Vacano

『トータル・リコール』『インビジブル』撮影監督

デジタルカメラはフィルムほど明暗の幅が広くない。だからフィルムなら撮れる範囲内でも、デジタルでは撮り切れない事態が起きる。

ヴィルモス・ジグモンド Vilmos Zsigmond

『未知との遭遇』『ブラック・ダリア』撮影監督

フィルム撮影には100年の歴史があり、今も健在だ。ルーカスは20年前にフィルムは死んだと言ったが、今もフィルムを好む人がいる。映像が美しいからだ。

ウォルター・マーチ Walter Murch

『ゴット・ファーザー』『イングリッシュ・ペイシェント』編集

デジタル技術によって、映像も音声も加工の幅が広がった。映像と音声の加工をする僕らにとって、それはフィルムにはない魅力だ。フィルムではあれほどの加工は実現できない。

PRONEWS デジタル映像制作Webマガジン