映画『ハウス・イン・ザ・フィールズ』
2021年4月9日(金)より全国順次公開2021年4月9日(金)より全国順次公開
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監督・撮影:タラ・ハディド
出演:ハディージャ・エルグナド、ファーティマ・エルグナドほか
(モロッコ、カタール/2017年/86分/1:1.85/アマジグ語/原題:TIGMI N IGREN)
字幕翻訳:松岡葉子 配給・宣伝:アップリンク

モロッコの山奥で暮らすアマジグ族の姉妹ハディージャとファーティマ。アトラス山脈の四季折々の自然風景と、彼女たちの慎ましくも美しい日々の営みをありのままに記録したドキュメンタリー。モロッコの山奥で暮らすアマジグ族の姉妹ハディージャとファーティマ。アトラス山脈の四季折々の自然風景と、彼女たちの慎ましくも美しい日々の営みをありのままに記録したドキュメンタリー。

秋、収穫の季節には畑仕事。冬、厳しい寒さの中、火の周りで身を寄せ合う。
春、いちじくやアーモンド、りんごの花が咲き、世界がふたたび色づく。
夏、緑と太陽の光あふれる美しい季節の中、ラマダンが明け、盛大な宴が始まる——。
弁護士を夢見る少女ハディージャとその姉のファーティマは、モロッコの山奥で暮らすアマジグ族の姉妹。ある日、ファーティマが学校を辞めて結婚することになる。「結婚するのが怖い。だけど義務だから」と胸のうちを語るファーティマ。ハディージャは、大好きな姉と離ればなれになってしまう寂しさ、そして自分も姉のように学校を卒業できないかもしれないという不安を募らせていく。2人の揺れ動く想いをよそに、その日はやって来て……。

アフリカ北西部に広大に走るアトラス山脈の一部、モロッコの高アトラス南西地域。そこに住むアマズィーグ人は、信心深く、伝統を重んじ、自然の恩恵を受け、数百年もの間ほとんど変わらない生活を送っている。世界的建築家ザハ・ハディドを叔母に持ち、写真家としても活躍するタラ・ハディド監督は、本作の製作にあたり、7年にわたって現地に通い、彼らと寝食をともにしたという。雄大なアトラス山脈の四季折々の自然の中で、被写体に寄り添った親密な映像は、失われつつある生活様式や文化を記録しながら、人々の内なる想いをも紡いでいく。

映画『ハウス・イン・ザ・フィールズ』

タラ・ハディド Tala Hadid

タラ・ハディド
脚本家、監督、プロデューサー。建築家のザハ・ハディドは叔母にあたる。 1996 年に『Sacred Poet on Pier Paolo Pasolini』で監督デビュー。何本かの短編を監督した後『Tes Cheveux Noirs Ihsan』(2005)で学生アカデミー賞を受賞し、ベルリン国際映画祭パノラマ部門最優秀短編映画作品賞に輝いた。 2014 年、『Itarr el Layl』 (英語タイトル:The Narrow Frame of Midnight)を完成。この作品は、トロント国際映画祭でプレミア上映された後、ニューヨークのリンカーン・センター、ローマ国際映画祭、ロンドン国際映画祭、 ウォーカー・アート・センターなど世界中の数多くの映画祭や映画イベントで上映された。 ニューヨークの売春宿を撮り続けた写真ドキュメントのプロジェクト“Heterotopia”や、2芸術写真の出版を手がけるスターン出版から、新進の写真家を紹介する “Stern Fotografie Portfolio” シリーズでハディドの写真を特集した本が出版されるなど、写真家としても活躍している。
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TRAILER

監督・撮影:タラ・ハディド
出演:ハディージャ・エルグナド、ファーティマ・エルグナドほか
(モロッコ、カタール/2017年/86分/1:1.85/アマジグ語/原題:TIGMI N IGREN)
字幕翻訳:松岡葉子 配給・宣伝:アップリンク

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