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火星で平和に暮らしていたメルカーノ。 ある日ペットの火星犬と散歩中に空から何やら物体がふってきた!
それは地球からの探査機。
愛するペットが下敷きになり、怒りに燃えるメルカーノは、自家用機で地球へひとっ飛び! … のはずが故障で不時着したため、地球人による外科オペを受けるはめになった。

金もなければ仕事もない。そんな人があふれるアルゼンチンでメルカーノは地下生活を余儀なくされていた。 暴力や犯罪の止まない街で電荷店を襲うストリートキッズに便乗して、メルカーノもパソコンを盗み出す。 これでやっと火星の仲間やガールフレンドとネットでコンタクトが取れる!地球人をはるかにこえたテクノロジーを駆使するメルカーノ。ダテに頭が長いわけではなかった。 アクセスに成功するものの、ドジなはずれものとしてそっけない対応をされるメルカーノ。 転んでもただでは起きない彼は、バーチャル空間に火星世界を構築してゆくのだった。


映画のもうひとりのはずれ者、少年フリアン。
体育は落第でも家は大金持ち。
そんなアンバランスでネットおたくの彼は、偶然メルカーノの作り上げたバーチャル火星に行き当たる。
人種(?)を超えての友情が芽生え始めた。
しかしそこに大きな落とし穴が。


インフレであえぐ国内事情をよそに大繁栄を誇る企業を運営するのが、フリアンの父親だった。 めざとく彼は二人のバーチャル世界をビジネスに利用しようと企む。 「火星に帰る宇宙船を御用意します」と言葉巧みにメルカーノを捕獲してしまうのだった。

メルカーノの頭脳を解析するうちに火星人の瞬間移動の能力を発見した彼らはそれをビジネスに利用する。 こうして生まれたのが「バポライザー」瞬間移動通販装置だ。これによってパソコンの前で欲しい商品の名前をいうだけで、ふかふかの毛皮も、冷たいビールも、何でも瞬時に手に入るようになったのだ。 販売戦略によって世界中にばらまかれたパソコンの前に、人間は釘付けの生活を送るようになる。これでいいのか地球人!巨大ラボに標本状態のメルカーノはどうなる?
意外な人物たちの働きによって、運命の歯車は新たな方向へと動き出す・・・。
 
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