1942年6月18日リヴァプール生まれ。
1962年、ビートルズの中心メンバーとしてデビュー。
世界で最も有名なポピュラー音楽家、シンガーソングライターの一人であり、親しみやすく美しいメロディに特色があり、ビートルズ時代においては「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」など、ビートルズの代表曲と言われる楽曲の多くを作詞作曲した。解散後の1970年代には、ウイングスのリーダーとして、1980年代以降はソロとして活動し、全米チャートの首位に9曲、トップ20に20曲以上を送り込んでいる。現在もコンスタントに作品をリリースしており、近年ではポピュラー音楽にとどまらず、クラシック音楽をも手がけている。
ビートルズ時代から現在に至るまで、バンドでの演奏では主にベースを担当。他にもアコースティック・ギターやエレクトリックギター、ピアノ、シンセサイザー、キーボード、ドラム、また管楽器をも扱うマルチプレイヤーである。ボーカリストとしての才能も高く、ビートルズのメンバーでは最も高い声域を持ち、多彩なボーカルを聴かせる。またその声を生かしたコーラスの一人多重録音も盛んに行っている。
1997年にMBEの称号を贈られる。『ギネス・ワールド・レコーズ』に「ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家」として認定されたほか、「ゴールドディスクの最多保持者」「最多レコード売り上げミュージシャン」としても認定されている。
1926年11月26日 ボストン生まれ。
1960年、ダイレクト・シネマの最初の映画とされるロバート・デュー監督の『プライマリー』に撮影監督として参加。
弟のデイヴィッドとともに、ビートルズが初めてアメリカツアーをしたときのドキュメンタリー『The Beatles: The First
U.S. Visit』(64)、『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』(70)など、多くの重要な作品を制作。87年の弟デイヴィッドの死後はひとりで映画製作を続行している。
カメラマンとしても活躍しており、『モンタレー・ポップ フェスティバル'67』(監督D・A・ペネベイカー、1967年)、『モハメド・アリ
かけがえのない日々』(監督レオン・ギャスト、主演モハメド・アリ、1996年)、『ソウル・パワー』(監督ジェフリー・レヴィー・ヒント、主演ジェームス・ブラウン、2010年)にも参加、ジャン=リュック・ゴダールは、アルバートのことを「アメリカで最高のカメラマン」と呼んだ。