2004年、ツール・ド・フランスー往年の名選手にして、デンマークの名門チームCSCを率いるビャルネ・リース監督と、2006年のツール優勝最有力候補であるイヴァン・バッソをはじめとする選手たちを追う。この作品は、 プロフェッショナル自転車競技において偉大な成功を収めた、デンマークのチームCSCの内部構造を、独特で綿密に考察するという、未だかつてない機会を提供する。

日常のトレーニング、そして殆どのライダーにとって全く目新しいトレーニングである24時間サバイバルコース、そしてツール開催中。 選手たちのプライベートな表情やリース監督にそれぞれの夢を語る時も、カメラはいつもCSCと共に居た。

大きな勝負に挑むバッソに知らされた母親の癌、その不安を、大きく目の前に立ちはだかる敵アームストロングに相談するバッソ。バッソはアームストロングを敗る事ができるのか?要求は大きくも、一人一人を気づかうリース監督とチームメイトたちの強い結束や、バルトリが引退を決意するシーンなど、TVには写らないドラマが胸を打つ。

世界で最も厳しいスポーツで、選手の一人一人がひたすら最善を尽くし、
時にチームの勝利の為に自己を犠牲にしながらも、高みを目指す男たちの記録。