ART 4 SPACE by INVADER 

2014/5/17(土)【1回目】18:30 【2回目】19:30 【3回目】20:30 【4回目】21:30 ※各回15分前入場 ※朝10:45より整理券の配布を開始致します

ART4SPACE-OUTLINED
日時
2014/5/17(土)【1回目】18:30 【2回目】19:30 【3回目】20:30 【4回目】21:30 ※各回15分前入場 ※朝10:45より整理券の配布を開始致します
料金
無料/FREE ADMISSION (ドリンク付)
会場
FACTORY(1F)
リンク

INVADER氏来場決定!!! 書籍購入、持参者にサイン会も実施!!!(登壇時間未定)


フランス人アーティストINVADERによる映像作品のプレミア上映会を開催します。



『ART 4 SPACE』と題された今回の映像作品では、これまで彼が続けてきた活動”INVASION”の舞台を地球から宇宙へと移し、その過程を収めたドキュメンタリー作品です。ロンドン、パリ、ニューヨークでも公開されたINVADERのこの新しいプロジェクト、約45分間の宇宙侵略を是非ご体感下さい。




ギャラリーでは『ART 4 SPACE』の公開を記念して、INVADER展も開催予定(詳細は追ってアップします)
当日、会場で国内では入手困難なINVADERの書籍を販売する予定です。
またGALLERY TARGETのオンラインショップより、日本公演を記念したINVADERによるシルクスクリーン作品も販売致します。(発売日は追ってアップします)

Gallery Target



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Japan Premier of “Art 4 Space”
presented by INVADER, GALLERY TARGET and UPLINK.
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『ART4SPACE』(2012/アメリカ/45分/カラー)
監督・撮影・編集・出演:INVADER







『遍在するストリート』

荏開津広

「もはや誰1人として他者から認められることのないような社会においては、各個人は自分自身の現実をも認めることはできなくなる。イデオロギーは安泰で、分離が自己の世界を完成してしまったのである」——ギー・ドゥボール※1

インベーダーのピクセル8ビットのモザイク作品は世界30か国以上のストリートでインスタレーションされている。シェパード・フェアリーによると、1996年パリが始まりだという。フェアリーからスウォーンまでの90年代半ばから特に2000年代初めに活動を始めた同世代のアーティストと同じように、インベーダーも既存の材料を使うことを好んだが、それは端正な視覚的表現を狙ってのことではなかった。
むしろ彼の作品は観る者との関係性の中でその効果を発揮した。彼が非常にシンプルなタイルを材料にしたのも、作品に永続的時間感覚を与えるだけの耐久性をタイルが持ち合わせていたからである。スプレー缶で描く古典的グラフィティの固有的特性がその運命の儚さにあって、資本主義社会において遂行されることに意味を持つ活動であるならば、インベーダーの作品は旧来のグラフィティと一線を画すものとなる。彼の作品は相互作用によって刺激された都市空間に表れた舞台装置のようなものである。インベーダーは彼の作品を、限られた人間しか画廊や美術館に足を運ぶことのない都市への贈り物であると、述べている。※2

「かつて芸術は教会にあり、皆がその教会を訪れていた。」——インベーダー※3  

決して教会芸術の視覚的価値を低く評価するわけではないが、教会という場所にあるという事実がその芸術の価値を高めていたことは確かだろう。芸術はまず教育的なものだったのである。2010年代、インベーダーの場合はどうだろうか。彼がどれだけ多くの都市を訪れたのかがわかる統計的情報も、彼の作品を写真に撮ってネットにアップしている状況からもよくわかることである。その後、インベーダーの “侵略”は完了することができる。ギー・ドゥボールの予想を思い出してください。

「実践からの切断、それにともなう非弁証法的な虚偽意識、それらこそがスペクタクルを受け入れた日常生活に恒常的に課せられているものである。そして、それは、『出会いの能力の喪失』を体系的に組織化したものとして、また出会いを社会的な幻覚事象——出会いの虚偽意識、『出会い幻想』——によって置き換えられたものとして理解されなければならない」——ギー・ドゥボール※4 

インベーダーは鑑賞者をアクションに招待する。それは逸脱への誘いに他ならない。バンクシーの作品は独裁的政治や不平等に対する批判的風刺だったり、視覚的寓話を物語ろうとする。インベーダーの狙いはお馴染みの8ビットのイコンによって何か違う方向へと道に曲げようとすることである。それは行動のアートであり、この世界を覆うコマーシャリズムとも矛盾しないものなのである。したがって、この行動は自ら加速していき、どこか違う場所を目標に進んでいくのである。
ここでこの映画作品についてあまり具体的には触れないが、これは、アーティストによる行動のドキュメンタリーであり、それ自体がアート作品になるのである。アートのアーカイヴ化は受動的なものでも静的なものでもなく、それ自体がアートと我々を取り囲み動かすものなのである。
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※1.ギー・ドゥボール、「スペクタクルの社会」、木下誠訳、平凡社、1993年、217段落
※2.Space Invader: “ You own the city”. The Talks. Retrieved 14 April 23, 2014.
※3.Space Invader: “ You own the city”. The Talks. Retrieved 14 April 23, 2014.
※4.ギー・ドゥボール、「スペクタクルの社会」、木下誠訳、平凡社、1993年、217段落
翻訳 廣瀬まり江

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INVADER / インベーダー
1990年後半から、インベーダーをモチーフにしたモザイクを、ペイントやステンシルではなく、タイルでパリの街に貼り付け始める。インベーダー以外にも、パックマンや、人気のある8ビット・キャラクター達もモチーフに使いストリートアートを展開。現在世界40カ国でインベーダーのストリートアートを目にする事ができる。




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