前夜映画祭2014

2014/6/7(土)、6/8(日)15:40開場 16:00上映

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日時
2014/6/7(土)、6/8(日)15:40開場 16:00上映
料金
プログラム券 ¥1,000- (ドリンク付き/当日のみ販売) 1日通し券 ¥1,500(ドリンク付き/前売りあり) ※2日目の通し券は1日目の通し券ご提示で、¥500でお求めいただけます。
会場
FACTORY(1F)
リンク
<プログラムスケジュール> 
6/7(土)
■16:00~(開場/受付は20分前)
Aプログラム 【池亜佐美/渡辺大知】
池亜佐美監督作品『ぞうぞ ぞうぞ』(アニメーション)
渡辺大知監督作品『モーターズ』(劇映画)


■18:00~ Bプログラム【川本直人/矢川健吾】
川本直人監督作品『街をみる』(劇映画)
矢川健吾監督作品『人に非ず』(劇映画))


■19:50~ Cプログラム【神藤洋佑/島村和秀】
神藤洋佑監督作品『新港(SHINKO)』(ドキュメンタリー)
島村和秀監督作品『あおいちゃんの星座』(劇映画/))


■21:10~ Dプログラム【タケヒロ雄太/磯龍介/嶺豪一】
タケヒロ雄太監督作品「祈りの情景」(エクスペリメンタル)
磯龍介監督作品『入居』(ドキュメンタリー)
嶺豪一監督作品『どろん』(劇映画))


■22:50上映終了(予定)

6/8(日)
■16:00~ (開場/受付は20分前)
Dプログラム【タケヒロ雄太/磯龍介/嶺豪一】
タケヒロ雄太監督作品「祈りの情景」(エクスペリメンタル)
磯龍介監督作品『入居』(ドキュメンタリー)
嶺豪一監督作品『どろん』(劇映画))


■ 18:oo~ Cプログラム【神藤洋佑/島村和秀】
神藤洋佑監督作品『新港(SHINKO)』(ドキュメンタリー)
島村和秀監督作品『あおいちゃんの星座』(劇映画))


■ 19:20~Bプログラム【川本直人/矢川健吾】
川本直人監督作品『街をみる』(劇映画)
矢川健吾監督作品『人に非ず』(劇映画))


■ 21:10~ Aプログラム【池亜佐美/渡辺大知】
池亜佐美監督作品『ぞうぞ ぞうぞ』(アニメーション)
渡辺大知監督作品『モーターズ』(劇映画))


■22:50 上映終了(予定)


池亜佐美
アニメーションとともなう音楽を制作する。劇場上映をはじめ、
インスタレーションや舞台、映画照明等、様々な上映形態にあわせアニメーションをデザインする。
1987年東京生まれ。2011年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、
2013年同学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。
作品は広島国際アニメーションフェスティバルをはじめ、国内外で上映される。


『ぞうぞ ぞうぞ』


ゾウと共にふくらむ旅の記憶の断片を紡ぐ音楽とアニメーションによるエッセイ。


<あなたの前夜>
私をこの前夜映画祭に誘ってくれたのは矢川で、彼とは予備校時代からの友人でした。
浅田真央と長州小力の中間くらいの顔をしていた彼は予備校時代にふいとタイへ留学し居なくなり、
もう一度学年を繰り返し一浪した私と再び同期になり、それぞれ大学へ進学しました。
たまに会うことがあったり、彼の映画の宣伝物を作るなどをしました。
大学院は、私も矢川も同じところの別の科に受かり、合格発表の日は共にお茶などしましたが、気づいたら矢川はもう大学院を辞めていました。
私は大学院も卒業し、個展的なイベントをやることがあり、彼に撮影をお願いしました。
会社を経てフリーのカメラマンとなった彼は、もう”前夜”の顔では無くなっていました。
前夜は明けるのか、というやわらかな疑問が破れる瞬間でした。


渡辺大知

1990年生まれ。兵庫県出身。東京造形大学映画専攻留年中。高校で組んだバンド「黒猫チェルシー」のデビューを期に上京。映画は小学生時代に演劇が好きだったことと、大阪芸大にいったいとこの影響から興味をもつ。よく行ってた映画館は神戸アートビレッジセンター。人生で一番たくさん観た映画は「天使にラブソングを…」。


『モーターズ』(2014年/日本/カラー/HD/82分)
田舎の整備工場を舞台に、男の小さな成長を描く。自分がもし今の仕事をしていなかったら、という仮定から、地元に残ったもうひとつの未来の自分をモデルに脚本を書きました。

出演:渋川清彦、犬田文治、木乃江祐希、前田裕樹、川瀬陽太ほか
監督・脚本:渡辺大知
撮影:中里龍造、大竹優輝
照明:高橋純一、中川翔太
録音:磯龍介


<あなたの前夜>
小学生の遠足の前の日などはなかなか眠れなくて、次の日のことを布団のなかでいろいろシミュレーションしたりしたもんです。実は実際の遠足よりそっちの方が楽しかったりもする。そのドキドキとかワクワクって不安とか興奮とかいろいろ混ざってなんかめっちゃ気持ちいい。でもそれって普通にいまでもわりとよくある気がする。たぶん、特別な日ってわりとよくあるんだよな。映画作ったり映画観たりというのは、日常だけど自分にとって特別なことです。ぼくはそういう特別なもんに毎回感動していたい。いくつになっても遠足の前夜みたいな気分になりたい。今回は遠足の前の日みたいな、次の日がくることにワクワクできる映画祭になればいいと思う。



川本直人
映画作家。1988.9.26生まれ。瀬戸内にある瀬戸田(生口島)で育つ。高校卒業後
上京。多摩美術大学入学。
海を撮影したフィルムにシネカリグラフィーを施し、時間の拒
絶を試みた『渦潮』(8mm)が第62回ベルリン国際映画祭短編部門に入選。翌年、続編である
『渦汐』(16mm)も第63回ベルリン国際映画祭短編部門に入選。その後「小津国際短編映画
祭」(イタリア)、「Festival
Imago」(キューバ)、「等々力国際映画祭」(東京)等各地で
招待上映される。
日記映画からはじまり、ドキュメンタリー、アニメーション、キネカリ
グラフィーと横断的な手法で作品をつくる。また海辺で野外上映を行う『瀬戸田映画祭』
を故郷で主催するなど、瀬戸内をテーマにした表現活動を多くおこなっている。


<わたしの前夜>
上京の前夜、18歳の私は新宿へ向かう夜行バスに乗り込んだ。
本来、進行形の夜を前夜とは呼ばない。だが、見えなくなるまで手を振る友人達に感涙し
た時、この夜を前夜と呼ばなくてはならないのだと、フンドシを締め直したことを覚えて
いる。
東京に来て、初めてつくった映画が8mmフィルムだった。撮影の度にドラマがあり、映写
の度に愛着がわいた。2008年当時、既に8mmカメラでの同時録音はかなわず、
映写しながら
自分の声を吹き込んだ。映ったイメージを過去と呼び、その声をまた過去と呼ぶために作
品にし、上映していく。前夜の感動を語ることに意味はなく、今夜を前夜と言い切る、その
瞬間が何よりも大切であったように思う。
映画は瞬き、そして前夜になる。映画は前夜だ。フンドシはためく前夜映画祭。


< 作品概要>
『街をみる』
2014/日本/カラー/HD/31 分
街から故郷に帰る前日。坂の上にあるアパートからは街が見下ろせる。街は遠くまで広が
っているが、坂を下って平地をいくと、思いがけず坂にぶつかる。行ったことのないその
先に、街をみる。

矢川健吾
1987年神奈川県川崎生まれ、26歳。映画作家。
多摩美術大学卒業後、東京藝術大学入学するが中退。
個人映画と劇映画を横断的に制作。個人映画では私的なテーマをより私的化することを目指し、自身の空間論を形成する。郵便的映像書簡『アーナーパーナサティ』や、3日間1分に1回必ず1コマシャッターを切る日記映画『三日間』など。
また、遠くへ出掛け、帰ってくる行為のなかで、ひとつの点を打つ行為を映画にする。自らの現在点の表現化・具現化。強度ある、生きている痕跡を作ることを目指し、点と点を繋げることで自分自身を映画にしていく。
乗り物と昆虫が好き。


『人に非ず』(2013年/日本/カラー/HD/65分)
東京都小笠原諸島父島にて全編ロケを行ったドラマ作品。
島のホテルを舞台に繰り広げられるサスペンス。
小さな島には秩序があった。
暗黙の了解があり、お互いがお互いを見張っていた。
ある日、忽如として島にやってきた「人でない者」がいた。


<前夜について>
今年で2度目となる本映画祭は、規模も拡大し、それぞれの前夜がまた違うものとして現前化してきている。前夜とは「今」の我々が未来をがむしゃらに引き寄せているような響きがある。乗り越えるべき問題や自らにとっての悪。それら大きな山を各作家がどう引き寄せ、登り始めるのか。夜とは闘いであり、夜明けは一瞬の輝きである。誰にでもいま闘っている対象があり、それがこれからどんな夜を迎えるのか、観客の各個人にもあると思う。一度山を登る前に山小屋で皆が集って火を囲む。前夜映画祭はそんな山小屋のような映画祭なのではないだろうか。違う方向へ進む者が通りを交える交差点でもいい。前夜映画祭はそんな出会いと別れの場であるとよい。


神藤洋佑
1988年7月9日生まれ。B型。神奈川県横浜市出身。
2011年専修大学文学部卒業後、ビートバンド「THE GIFTSHOP」でドラムとボーカルを担当。2012年12月解散。
その後は作曲活動の傍ら、幼馴染みでもあり、バンドメンバーでもあったセルフドキュメンタリー作家の磯龍介の勧めで共にビデオカメラを用いた日記を撮り始める。
今回は自身初の映像制作。
音楽をベースに、ジャンル、表現形式にはこだわらず様々なメディアへのアプローチに興味を持ち、実践中。
うだつの上がらない日々から抜け出すため、満を持過ぎて初登場。
これを機に、今後は積極的に映像を用いて自身の活動の幅を広げていく予定。


『新港(SHINKO)』(2014/日本/カラー/HD/20分)
バンド解散から一年、一人の音楽活動は限界。舞い込む前夜映画祭の一報。ノープランの一念発起は唯一無二の兄妹を巻き込んだ。二人で挑む一曲入魂の物語が今始まる…


<あなたの前夜>
「前夜」と聞いて、「前夜祭」や「後夜祭」なんて言葉を連想してしまう僕の思春期って、多分けっこうイケイケだったんだろう。ところが「前夜映画祭」を目前にした今の僕はなんだかスケスケだ。
きっとみんなには僕の不安や焦りや緊張、ひいては穿いてるパンツにうっすら付いたウ○コの染みまでが、すっかり見えてしまっているに違いない。あぁ!そしてそれが今、僕はたまらなく恥ずかしい!
僕にとっての「今夜」は、この恥じらいが何でもないことに変わってくれる「前夜」であって欲しい。明日になれば僕は不安があることに安心するし、焦ってることで落ち着ける。緊張することを屁とも思わないし、屁をしたってクソとも思わない!クソったれた人生の夜は明ける!
そして東から昇ってくるものを迎えに、突っ走る自分の後ろ姿を見たとき、僕は今夜こう叫ぶ。「イケイケー!!」

島村和秀
映画配信コンテンツLORDSHOW 舞台芸術部門 「そことここ」 Director。大学在学中に演劇制作集団「Bメン」を主催、脚本・演出を担当。 サウンドアーティストの浜田洋輔と共作『ヒッチハイク』で2011年AACサウンド パフォーマンス道場入選、2013年千代田芸術祭音部門「さいたまんぞう賞」 受賞。2012年に俳句集『電話を切るのが下手な人』を上梓。現在パフォーマ ンスチ―ム『情熱のフラミンゴ』を主宰。くるみナッツアレルギー。


『あおいちゃんの星座』(2014/日本/カラー/HD/)
脚本・監督:島村和秀
助監督:オオヤヨシツグ/興野汐里
撮影・照明:矢川健吾
録音:辻本守/佐藤考太郎
衣装:石川ひろみ
カラー:鈴木萌
整音・音楽:浜田洋輔
編集:島村和秀/矢川健吾
協力:川本直人
ロケ地:KICK BACK SALOON
出演:岡部桃佳/後藤ヒカリ/島村和秀/山崎安紀子

喫茶キックバックサルーンに集まる撮影クルーと出演者。今日は「あおいちゃんの星座」という演劇作品の撮影日だ。
「あおいちゃんの星座」とは、大雪が積もった冬の日、LAに住む葵姉ちゃんが歩美と響きの三人姉弟と過ごすつかの間の時間を描いたお話。「情熱のフラミンゴ」メンバーによる演劇映画、初の試みである。


<あなたの前夜とは>
僕はこの原稿を1時間以内に書こうと決めてからちょっと寝ちゃって58分が過ぎた今は朝5時前。括弧つけて笑ってる場合じゃない。太陽が昇る前にやっておくべきことは山のようにある、僕にとって前夜はいつも今のような状況、キャラも目的もあったもんじゃない、明日に抱く幻想に向って猛突進、今日あたり坂本氏の名言でるかもしれない、これからの期待と今日の責任に押しつぶされてクルクル回りだすこんな状況でいずる太陽と言葉は誰かに向けてあるわけじゃない、夜明けぜよ。ね、坂本氏。

タケヒロ雄太
初めてフィルムメーカーとして環八を歩いてから8年。テニスコーチとか、寿司屋とか、元NZランダーとか色々あって前夜が今夜もまた訪れました。アンダーグラウンド上映集団ハイロの新規メンバーでロマンチストの32歳です。
2008年トロント国際映画祭入選
MixFestival招待作品
クロアチア映画祭上映
Izumie映画祭入選
2010年香港国際映画祭招待作品
KinemaNipponプログラム
イメージフォーラム入選
2011年America experimental film上映
Internationale Kurzfilmtage Oberhausen
Bunkamura 大規模修繕旗揚げ公演『血の婚礼』映像提供


『祈りの情景』(16mmフィルム/12分/2014年/カラー)
水を眺める、木を触る。光を探す、眼を閉じる。痛みを覚える、快楽に溺れる。涙を流す、誰かを思ふ。五感を使う、祈りを捧げる。


<私の前夜>
肩こりと腰痛が毎日襲う、前夜。新しいという言葉に憧れる、前夜。フィルムに触り疲れて布団の匂いを嗅ぐ、それも前夜。皮膚が擦れて熱を帯び、次の電車へと向かうその行為は、全て新鮮な世界で在るべきだ。“前夜”とは多感な時間で構成された、熱く鋭いものなのだ。

磯龍介
1988年生まれ。神奈川県横浜市出身。2011年多摩美術大学卒業。
在学中から『入』シリーズとしてセルフドキュメンタリー作品を制作。他、録音部としても作品制作に参加。
今回の出品監督の神藤洋佑とは小学校時代からの幼馴染で、共にバンド活動を行う。
主な作品に「入院」(イメージフォーラムフェスティバル`10入選/たまたま9,03出品/映画太郎出品/他)「入所」(映画太郎出品/前夜映画祭出品/他)「入魂」(JCF学生映画祭入選/映画太郎出品/前夜映画祭出品/他)がある。


『入居』(2014/日本・ハワイ/カラー/HD)
『入』シリーズ第四作目。
25歳にして初めての一人暮らしを始める事にした。
4年近くもの間、前の女を引きずり続けて腐っていたけど、これから俺は変わるのさ。
の、矢先、彼女ができた。
突然空から舞い降りたエンジェル様だ。
ところがどっこい大問題。タダじゃおかねぇからな。


<あなたの前夜>
代表の島村くんへ。
2014年5月26日、早朝。
この原稿の締め切りギリギリ、徹夜明けの眠い目こすりながらキーボードを叩いています。
はっきりいってこれを考えている時間が惜しいです。
今回の作品の編集が、もういよいよ寝る間を惜しまなければ間に合いそうにないからです。
と、いいつつ、明日僕はハワイに旅たちます。世界で一番ウカレタ島です。
ハワイ前夜というわけですな。
本来こんな楽しい前夜はないはずですが、締め切り間近でつらいです。
締め切り前夜と旅行前夜がかぶるのはもうとにかく辛い。
なんとか時差を利用して夜を飛ばせないだろうか。
せっかくハワイに行っても、前夜映画祭前夜になって頭爆発しそうになりながらiMac27インチとにらめっこしている自分の姿を想像せずに楽しめるかどうか不安です。
くぅーーーー!まぁいいや、お土産買ってきます。アロハ。


嶺豪一
1989年7月17日生まれ。熊本県出身。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業。『故郷の詩』が第30回そつせい祭でグランプリを受賞、第24回東京学生映画祭でグランプリ、観客賞をダブル受賞、その後、第34回ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞と福岡賞を受賞、第31回バンクーバー国際映画祭招待作品部門に前作「よもすがら」と共に上映される。大学時代の先輩である森岡龍監督や奥田庸介監督作品を始め、現在は有限会社ブレス、チャベス事業部に所属しており、俳優としても幅広く活動している。
郷土愛がとても強い。食べ歩きが好き。


『どろん』(2014年/日本/カラー/HD/35分)
高校生の時よく通っていた喫茶店のマスターが亡くなっていたことをネットで知った。僕の頭の中は急に高校時代に戻り、マスターの声が再生された。僕の携帯には今もマスターの携帯番号が残っている。どろん。


<あなたの前夜>
僕は前夜が苦手である。いつもお腹壊すし、あまり寝れないし。普段なら酒に頼るが前夜はそれを許さない、自分の遅刻は御法度だ。うーん、前夜は僕にとって手強い。白井晴幸さんの写真で「どろん」という作品がある。これが大傑作で、一枚の写真から物語を感じた。映画に出来ないかと話しをした。この日が、今回の作品の前夜である。自分がいつどろんするかも分からないそんな前夜を過ごしている。わぉ!いつの間にか朝だ。どろん!


新谷葉
1989年生まれ。東京都出身。浅草在住。平成24年度多摩美術大学卒。その後、日本テレビ系列、情報系バラエティの制作として就職するも、ミーハーな精神と体育会系気質な環境に馴染めず肺炎を患い退職。以降、アルバイトと自主制作のスタッフ(主に美術)ワークを繰り返す。好きな俳優はピーター・ウェラーとトリート・ウィリアムズ。MAはラフレシア。セーラー戦士はジュピターとウラヌス。


『前夜映画祭2014オープニングアニメーション』(2014年/日本/カラー/HD/1分)
スタッフ:作画 新谷葉/佐藤考太郎/中野沙央梨
     美術/佐々木直也 音響/照山真史 協力/矢川健吾
映画祭のオープニング作品ということで休日の夜、テレビを点けるとやっていた「夜のロードショー」のオープニングのような可愛らしく、手心のある雰囲気を目指して制作しました。短尺ですが楽しんで頂ければ幸いです。


僕にとっての「前夜」は「それ自体ではあまり意味のないもの」のように感じられます。むしろ「前夜」と「現在」の結節点、前後関係でそれ自体の意味が変化してしまうような、曖昧な概念の集合そのものであるからです。「Across The Border」という単語がありますが、これは「国境(線)を越える」とか、そういった意味で使われる言葉です。いかにも地続きな西洋らしい言葉ですが、「前夜」においても、現実の僕らにしても「朝と夜」や「非現実と現実」、「女と男」、「子供と大人」、「理解と不理解」…そうした境界線の中で生きていて、何かを作る時には「正気と狂気」の世界を行き来しながらバランスを取りつつも、「がんじがらめの糸」のような状態で、それでも兎に角作るしかないジレンマを繰り返すのです。
「前夜」のイメージは参加する人、観る人によって姿形を変える流動体です。僕の「前夜」は、「暁の凍り付くシベリアの永久凍土で焚火を焚いて暖を取りつつ、来る夜明けに向けて爪を研ぐシベリア出兵従軍」、そんなのがまず最初に頭に浮かびました。
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