『第4回つながり映画祭』-「国連ESCAP第二次アジア太平洋障害者の十年」最終年記念企画

上映中~12/9(日)

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日時
上映中~12/9(日)
料金
一般¥1,200  ※CとFプログラムは¥1,500/シニア・学生、障害者(付添1名も)¥1,000 /前売券¥1,000(取り扱いはきょうされん、アップリンク)
会場
X(2F)
リンク

障害のある人たちをテーマとする映像イベント!


大震災と原発事故による傷跡が深く残り、先行き不透明な日本の再生を探る取り組みで、”つながり”&”支え合い”≒ソーシャルネットワークを大切にした活動こそ、未来を築きます!
障害者福祉の原点について、優れた映像作品を通じて、ともに考えましょう。

主催:きょうされん/イメージ・サテライト
作品協力:ゴー・シネマ、デジタルSKIPステーション/インタナシヨナル映画/企画制作パオ/新日本映画社/アップリンク/社団法人障害者映像文化研究所+財団法人廣青文教基金会(台湾)
後援:厚生労働省/(財)日本障害者リハビリテーション協会
協賛:ヤマト運輸労働組合/アライブ/ユニオンサービス

上映プログラム


12月7日(金)

A)13:00 『ウィニング・パス』(劇映画:バリアフリー版=日本語字幕・副音声付き/108分)
B)15:15 『DON’T STOP!』(ドキュメンタリー/109分)

12月8日(土)

C)13:00 『61ha(ヘクタール) 絆』(ドキュメンタリー/97分)★監督挨拶あり
D)15:00 『少女の夢~いのちつないで』(劇映画/73分)※『少女の夢』制作協力券でご入場いただけます。
E)17:00 『ホームランが聞こえた夏』(劇映画/144分)

12月9日(日)

F)10:30 『夜明け』(ドキュメンタリー/50分)
 +『ミラクルツインズ』(ドキュメンタリー/94分)
G)13:15 トーク・セッション『きょうされんと映画づくり』(藤井克徳常務理事)+『働くなかで たくましく』(ドキュメンタリー/56分)※16ミリプリントによる上映:画と音の不良箇所があることをご了解ください。
H)15:30 『人生、ここにあり!』(劇映画:バリアフリー版=日本語字幕・セリフ吹き替え・副音声付き/111分)

作品解説


《特別上映・槙坪夛鶴子監督追悼上映》
『少女の夢~いのち つないで』(2012年/日本/73分)
企画:槙坪夛鶴子
監督・脚本:中平悠里・光永憲之(製作)
撮影:吉田貴彦
出演:東島愛海、後藤沙良、紺野美沙子、加藤忍
参考資料:田口ランディ『被爆のマリア』・名越操『しあわせが好き』・岡本太郎『明日の神話』

自閉症の子育てを描く劇映画「星の国から孫ふたり」など、自らも重いリウマチの病と闘いながら福祉を描いてきて、今年夏に亡くなった槙坪夛鶴子監督の“遺作”。5歳の被爆体験をもとに「命の尊さ」と「共生」をテーマにした映像作品を作り続けると共に、監督が講演で語っていた幼少期の話――これを元に、仲間のスタッフが映画化。『2012あいち国際女性映画祭』でお披露目し、東京初公開!
原爆投下と終戦から数年後、父親の帰宅を待ちわびながら、山間部の村で暮らす少女と母と祖父。友人たちも、家族を失ったり、被爆の後遺症に悩む姉や戦争トラウマに苦しむ父親を抱えたりと、苦しい日々を過ごしていた。そんな生活のなかで、子ども達の唯一の楽しみは紙芝居…しかし、これを演ずる人も妻子を失い、後遺症に苦しんでいた。そんな折に、少女は不思議な本と出会い、その物語に魅せられていく……。


《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011 「SKIPシティアワード」受賞作品》
『DON’T STOP!』(2011年/日本/109分)
監督:小橋賢児
プロデューサー:三木裕明
出演:高橋 歩、CAP

(C)2011「DON’T STOP!」製作委員会

26歳の交通事故で下半身と左手の自由を失い、20年間をベッドで暮らす不良オヤジの通称CAPと、作家でありカフェを経営する自由人の高橋歩とが出会い、憧れのルート66を駆け抜けるという挑戦を追ったドキュメンタリー。監督は、俳優でPV制作なども手がける33歳のマルチ人間、小橋賢児。本作が、初の監督作品となる。
CAPの部屋の壁には伝説のロード・ムービー『イージー★ライダー』のポスター。CAPというあだ名は、映画の主人公キャプテン・アメリカからとられたもの。ロックを聞きながらマルボロを吸い、バーボンを飲むCAPの「一度でいいからアメリカに行き、ハーレーでR66を走りたい」という話に高橋は「だったら、行くべ!」――決まったら即、実行。彼の仲間たちも集まり、CAPの母親とその幼なじみの70代コンビ、娘2人も参加を表明。年齢も職業も立場もバラバラな11人が旅に出た。壮大な景色の中でぶつかり合って、笑って、泣いて、また笑う……。旅は、誰も予想しえなかった様々な出会いと奇跡の連続となっていく。


《全国ロードショー作品:文化庁文化芸術振興費助成作品》
『61ha(ヘクタール) 絆』(2011年/日本/97分)
監督・脚本:野澤和之
プロデューサー:中村 孝
撮影:堀田泰寛
出演:東條康江、東條 高

『生かされて 生きる命の 確かなり 沈む夕日も 朝日とならん』(康江)――瀬戸内海に浮かぶ61haの島にあるハンセン病療養所「大島青松園」で暮らす東條夫妻。目は見えず、不自由な体のリハビリを続ける妻にやさしく寄り添う夫。15歳と18歳で島に来てから60年以上が過ぎた…。小さな島の生活のなかで、辛いときも、嬉しいときにも、ふたりの生活には、いつも歌があった。礼拝の賛美歌、趣味のカラオケ、そして、三十一文字の短歌であり、ふたりが生きてきた証がそこにある。神に祈り、歌に紡ぐ、やさしい愛にあふれた夫婦の日常を描くなかで、長きに渡り差別的な隔離政策が続いたハンセン病の問題を改めて世に問い直す。
7年の歳月をかけた映像は、文化人類学を学んだ経験を生かし、在日韓国人女性の半生を描く『ハルコ』(04年)、フィリピンのストリートチルドレンを描く『マリアのへそ』(07年)の記録映画作家の執念である。


『ウィニング・パス』(バリアフリー版:日本語字幕・セリフ吹替え・副音声付き)
監督:中田新一
原案:三輪勝司
脚本:矢城潤一・原田哲平
撮影:今泉尚亮
音楽:千住明
出演:松山ケンイチ、堀北真希、佐藤めぐみ

突然のバイク事故で下半身不随となった高校生が、絶望の淵から立ち直るのは車椅子バスケットとの出会い……。家族や友人の励ましで青春を取り戻す姿を見事に演じたのは、当時高校生で新人の松山ケンイチ、その主演第1作。妹役には、中学生の堀北真希が可愛らしいセーラー服で颯爽たる姿を見せる。恋人役にはテレビや舞台で活躍する佐藤めぐみ。車椅子バスケット世界大会を招致した北九州市を舞台に、地元の高校生や市民の全面協力で心温まるドラマが展開される。迫力満点の試合シーンでは、九州各地の車椅子バスケット・チームが結集し、素晴らしい技を見せてくれる。パラリンピックでの車椅子バスケの人気を背景に、今も各地の学校で上映会が続く感動の青春スポーツ・ムービー!


《韓流映画に見る障害者像》
『ホームランが聞こえた夏』(原題:G-LOVE/2011年/韓国/144分)
脚本:キム・ギボム
監督:カン・ウソク
出演:チョン・ジュヨン、キム・へソン、チャン・ギボム、ユソン

中学野球のエース投手と目されながら、試合中に突然聴覚を失ってしまった少年。野球への夢を断たれ、失意の中でろう学校高等部に通っていた……。そこへ暴行事件を起こして謹慎処分になった国民的スター投手が野球部のコーチとしてやってくる。イヤイヤながら指導する選手だが、野球への情熱を思い出して、生徒たちと必死になって1勝目をめざす力作―韓国版「遥かなる甲子園」!?
韓国映画史上初の観客1,000万人超えの『シルミド』や話題作『黒く濁る村』を手掛け、“韓国のスピルバーグとしてヒットメーカーの巨匠カン・ウソク監督が挑んだスポーツヒューマンドラマ。実在する高等学校野球部の実話をベースした物語。ファンを広げる韓流映画でも、『ソドク』や『母なる証明』『マラソン』『オアシス』など、障害者を描く秀作が生み出されているなかで、熱い感動と涙がここにも!



《全国ロードショー作品》
『ミラクルツインズ』(原題:The Power of Two/2011年/アメリカ・日本/94分)
監督・プロデューサー:マーク・スモロウィッツ
プロデューサー:アンドリュー・バーンズ
出演:アナベル・ステンツェル、イサベル・ステンツェル・バーンズ

『明日はこないかもしれない。だから今を精一杯生きる』というのは、肺の遺伝性難病「嚢胞性繊維症」に苦しみながら、生きてきた日系アメリカ人の双子、アナベル万理子とイサベル百合子。日本人でこの病気になるのは9万人に1人、そのうち一卵性双生児の可能性は2百人に1人ということで、18億分の1の確率で生まれてきた。入退院を繰り返し、生命の危機に直面しながらも、人生にチャレンジしてきた――学業も修め、恋を経験し、結婚もして、仕事も続けている。ふたりは異なる時期に、危険な状況になりながらも、臓器移植による新しい肺を得て、呼吸する(生きる)力を獲得し、スポーツや登山にも参加していく。そして、この病気と臓器移植の必要性を伝える活動の先頭に今も立っている……。アメリカや日本のドナー家族たちの姿と活動も伝える映像は、アカデミー賞ノミネートの経歴も持つ監督により、ミラクルな感動を呼び起こす。


《障害者映画祭の国際交流作品》
『夜明け』(日本語字幕版、原題:天亮了/2008年/台湾/50分)
監督:リー・ジョワン(李中旺)
出演:フーフォアとお母さん
日本語字幕版/制作協力:社会福祉法人聴覚障害者情報文化センター
翻訳:梁 敏・笹尾 純

20代半ばのジョアン・フーフォア(荘馥華)は、幼少時に火事で煙に巻き込まれ、高次脳機能障害となり、移動にも車椅子を使い、言葉を話すこともできない。しかし、彼女は輝くような笑顔を浮かべ、市民のなかへ出かけていく…。彼女が作った詩文は、IT機器による補助具を使い、お母さんに一文字一文字を読解してもらい、生み出されたもの――そこには、若い女性の柔らかい感性が表現されている。日々の暮らしのなかで、母は彼女と外の世界とをつなぐ「翻訳・伝達者の役割」を果たしてくれている。優しくて強い母親と、勇敢で賢い娘との親密な生活ぶりを描く。きょうされん30周年記念映画「ふるさとをください(請給我故郷)」(中国語字幕版)の台湾上映活動において、中心軸となっているNGO「廣青文教基金会」とのご縁を通じて、台湾で12年間続く「障害者映像祭」が保有する作品から「つながり映画祭」に特別に提供された作品である。


『人生、ここにあり!』(バリアフリー版:日本語字幕・セリフ吹替え・副音声付き、原題:Si può fare(やればできるさ!)/2008年/イタリア/111分)
監督・脚本:ジョリオシ・マンフレドニア
原案・脚本:ファビオ・ボニファッチ
出演:クラウディオ・ビジオ、アニータ・カブリオーリ、アンドレア・ボスカ

1980年、法律により精神病院が廃止された国の実話を基にした物語――労働組合の指示で左遷された主人公が配置された「職場」は、精神病院から出された元患者たちの集団だった……。精神病の知識など全くない主人公は、元患者たちと共に、労働者協同組合を設立し、無謀な就労事業を立ち上げようとするのだが………。様々な障害のある個性豊かな人々が、可能性に挑み、壁にぶつかりながらも、新しい人生を掴み始めるドラマ展開のなかで、施設のスタッフや家族、周囲の市民との交流・衝突・すれ違い、悩みと喜びが、テンポよくコメディ・タッチで描かれ、人生というもののエッセンスが伝わる名作。『生きる実感獲得へ奮闘』(読売)、『映画の中のきれいごとだ、と斜に構えることを許さないリアリティーがある』(朝日)など高い評価を得て、“精神障害者を描いた作品は成功しない”との映画興行界の予想を見事にはね返して大ヒットすると共に、自主上映の輪も広がっている。


《特別上映》
『働くなかで たくましく ~共同作業所の仲間たち』(1984年/日本/56分)
監督・制作:西 啓子
撮影:佐伯 勝
出演:あゆみ作業所(滋賀県)の皆さん

きょうされん(当時は共同作業所全国連絡会) が初めて挑んだ、実践を描く記念碑的映像。重い障害をもつ人々にも働く場所を提供しようと始まった「無認可」の作業所の輪が各地に拡大する時期、その意義と役割を伝える作品が製作された。設立3年目の共同作業所、日々の生活の中で、充実した仕事を求める仲間と、今後の方向性を模索する指導員。養護学校の先生方とも相談しながらの取組みで、集団での支え合いが生まれてくる。より豊かな活動をめざし、陶芸作業を取り入れることに……。自分達で創造したものを、自ら販売していくことで、喜びも実感できるようになる。一方で財政はいつも火の車!周囲の人々がバザー開催に、補助金制度化への署名運動に、大きな支援を寄せ始めてくれる。共同作業所の原点を、時代を越えて現代に伝える貴重な映像を、特別上映!
※16ミリプリントによる上映:画と音の不良箇所があることをご了解ください。

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