『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』公開記念「特集/足立正生」

上映中~12/15(土)

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日時
上映中~12/15(土)
料金
一律¥1,000
会場
FACTORY(1F),ROOM(2F)

革命なのか映画なのか、僕にとって全く一つのことだった


1960年代に若松孝二とともに鮮烈な映画を次々と世に生み出し、若手芸術家の筆頭として注目されるも、やがて革命に身を投じた足立正生のポートレートである、『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』。
12/1(土)の公開を記念して、足立正生が監督した作品を中心とした4作を上映する。

『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』
公式サイト http://www.uplink.co.jp/bigawatashitachi/
劇場情報  http://www.uplink.co.jp/movie/2012/1679


12月5日(水)『女学生ゲリラ』上映後トークショー開催!!

トークゲスト
足立正生1939年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中に自主制作した『鎖陰』で一躍脚光を浴びる。大学中退後、若松孝二の独立プロダクションに加わり、性と革命を主題にした前衛的なピンク映画の脚本を量産する。監督としても1966年に『堕胎』で商業デビュー。1971年、若松孝二とパレスチナに渡り、『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を撮影。1974年、日本赤軍に合流し国際指名手配される。1997年にレバノンで逮捕抑留され、3年の禁固刑ののち日本へ強制送還。2006年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルにした『幽閉者 テロリスト』を発表した。

東良美季(ライター):1958年生まれ、川崎出身。編集者、AV監督、音楽PVディレクターを経て執筆業。著書に『猫の神様』(講談社文庫)、『東京ノアール~消えた男優太賀麻郎の告白』(イースト・プレス)、『代々木忠 虚実皮膜~AVドキュメンタリーの映像世界』(キネマ旬報社)、他。日刊ブログ『毎日jogjob日誌』http://jogjob.exblog.jp


上映作品紹介


『女学生ゲリラ』

(1969年/日本/73分)
12/5(水) 18:30 ★上映後トークショーあり(ゲスト:足立正生東良美季
12/11(火) 18:30
監督:足立正生
脚本:出口出(足立正生)
出演:芦川絵理、花村亜流芽、福間健二、平岡正明、谷川俊之
五人の高校生たちが卒業式を粉砕する計画を立てている。学籍簿と卒業証書を盗み出したのち、自衛隊の武器を奪い、山岳地帯に立て籠もる。闘争方針をめぐる内部対立、自衛隊員、学校関係者による様々な妨害をはね除け、逆日の丸をまとい、富士山を背に闊歩していく。
若松監督、大和屋脚本の『処女ゲバゲバ』(69)と二本撮りされた5作目のピンク映画。高校生5人組が卒業式粉砕のため、山中を根拠地に立てこもり、ゲリラ戦を展開していく様に、68年以後の全共闘運動のあり方の一つが提起される。狂った自衛官の姿には三島由起夫事件、山岳での内ゲバには連合赤軍事件を予感させる。説得に来る生徒会長役を平岡正明が演じている。



『性遊戯』

(1968年/日本/71分)
12/7(金) 18:30 
12/12(水) 18:30
監督:足立正生
脚本:出口出(足立正生)
出演:吉沢健、中嶋夏、小水一男、秋山道男、山谷初男
健、ガイラ、オバケは怠惰に日々を過ごしている。ある日、大学の前で活動家の妙子を見つけ、バリケートのなかに連れ込み強姦する。奇妙な態度を見せる妙子に興味を持った健は、自分で実験をして欲しいという妙子の申し出を受け入れ、活動家たちを集め、性と革命を問うていく。
日大芸術学部のバリケード内で撮影が行われた4作目のピンク映画。全共闘運動の高まりのなか、ノンポリ学生と女性活動家の性を媒介にした関係性によって、真の革命とは何かをブレヒト的異化効果で描いていく。状況劇場の吉澤、暗黒舞踏の中嶋とともに、助監督の小水と秋山が主演を果たし、以降はスタッフとしてだけでなく役者としても足立=若松映画を支えていくこととなる。



『略称・連続射殺魔』

(1969年/86分/日本)
12/9(日) 18:30 
12/15(土) 20:30
共同制作:足立正生、岩淵進、山崎裕、野々村政行、山崎裕、松田政男、佐々木守
1969年に制作されたまま、公開されることのなかった幻の風景映画。正式なタイトルは、「去年の秋 四つの都市で同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった 今年の春 十九歳の少年が逮捕された 彼は連続射殺魔とよばれた」である。映画は、略称連続射殺魔と呼称された永山則夫の足跡を忠実に追って日本列島をロケしてまわり、永山が見つめたでであろう風景を撮り続けていく。


『重信房子、メイと足立正生のアナバシス そしてイメージのない27年間』

(2011年/フランス/66分)
12/14(金) 18:30
監督:エリック・ボードレール
出演:重信メイ、足立正生
1968年後のイデオロギーの闘争が激化している時代、東京からベイルートへ、ベイルートから東京へ。冷戦終結後の現在において、過激な革命運動を行なった人々の30年間の軌跡 が、二人の人物によって語られる。日本赤軍の創設者の一人、重信房子の娘、メイ、伝説的映画監督であり、赤軍の元メンバーでPFLPと共闘した革命運動家、足立正生、ふたりの物語が交差し、そこに私的な物語、政治的な物語、革命運動のプロパガンダ、映画の理論が交錯してゆく。 イメージのない潜伏生活を長い間続けていた二人の物語はしたがって、イメージ、映像がつねに問題となる。
アナバシスとは、ここでは地理的アレゴリーだけではなく、政治的、美的アレゴリーとして使われている。極東、中東での重信房子・メイ親子と足立正生 の彷徨は、現実のイメージとフィクションのイメージの間、政治的運動と暴力の魅惑との間の彷徨でもあった。彼らの軌跡はある時代の政治的歩み、つまり、武 装闘争への過激な投入、そして60年代のイデオロギー的背景の段階的な崩壊を象徴している。




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▼『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』予告編


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