『聴こえてる、ふりをしただけ』

上映終了

kikoeteruhuri
日時
上映終了
料金
一般¥1,800 / 学生¥1,500(平日学割¥1,000) / シニア・ UPLINK会員¥1,000
作品分数
99 分
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守ってくれる人が誰もいなくなった日、
わたしは大人になることにした


ベルリン国際映画祭受賞作品
二児の母、現役看護師の今泉かおり監督が描き出す11歳、等身大の葛藤の軌跡


ベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、子どもの心理描写を巧みな映像美で綴った演出が高く評価され、準グランプリにあたる“子ども審査員特別賞”を受賞した本作。これが初の劇場長編作となる今泉かおり監督は、精神科の看護師であり、2人の子どもの母親でもある。監督自身の子ども時代の記憶を元に練り上げた物語は、11歳の少女が直面した容赦なき現実との葛藤の軌跡を繊細に描き出すと同時に、母から子への祈るような愛情で包まれている。




少女サチが直面した「母親の死」誰もが抱える“子どもの私”をあたたかく包み込む喪失と再生の物語
不慮の事故で母親を亡くした、11歳の少女・サチ。周囲の大人は「お母さんは、魂になって見守ってくれている」と言って慰めるが、なかなか気持ちの整理はつかない。何も変わらない日常生活の中で、サチの時間は止まっていく。お母さんに会いたい。行き場のない想いを募らせるサチのもとに、お化けを怖がる転校生がやってくる――。

遺された者は、どう生きて行けばいいのか。深い喪失から立ち上がり、明日へと生きるためには、何を捨て、何を自覚しなければならないのか。母との死別、そして新しい世界。11歳の少女が悩み、立ち止まり、再び新しい日常へと生きる姿を瑞々しく綴った本作は、大人を一度子どもに戻してから、子どもから大人にさせてくれる。




※ジェネレーション部門とは
ベルリン国際映画祭の「コンペティション」「パノラマ」「フォーラム」に並ぶ正式部門として子供たちが賞を選出するというユニークな部門。11歳から14歳の11人の子どもの審査員によって選ばれる「ジェネレーションKプラス」と15歳から18歳が審査をする「ジェネレーション14プラス」がある。

「死への深い探究がなされ、観るものに考えさせる作品だった。ほとんど音楽がない長回しのシーンの数々はいつまでも心に残り、どうすれば自分の思いが伝わるのかを学んでいく主人公に感情移入させれられた」
-ベルリン国際映画祭 ジェネレーションKプラス部門こども審査員による受賞理由

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今泉 かおり(監督)
1981年、大分県生まれ。現在、看護師として働きながら子育てをしつつ、映画の企画を考案中。大阪で看護師として働いていたが、監督を志し、 2007年に上京、ENBUゼミナールで映画製作を学ぶ。卒業制作の短編『ゆめの楽園、嘘のくに』が2008年度の京都国際学生映画祭準グランプリとなる。第7回シネアスト・オーガナイゼーション大阪(CO2)の助成対象作品に選ばれ、長女の育児休暇を利用して制作された『聴こえてる、ふりをしただけ』は、2012年ベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、準グランプリにあたる“子ども審査員特別賞”を受賞。





『聴こえてる、ふりをしただけ』(2012/日本/99 分/16:9/カラー)
監督・脚本・編集:今泉 かおり
撮影:岩永 洋
録音:根本 飛鳥 / 宋晋瑞
照明応援:倉本光佑 / 長田青海
音楽:前村晴奈
出演:野中はな / 郷田芽瑠 / 杉木隆幸 / 越中亜希 / 矢島康美 / 唐戸優香里
配給:アップリンク





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