『ぬちがふぅ(命果報)―玉砕場からの証言―』 YIDFF2013出品記念アンコール上映

上映終了

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日時
上映終了
料金
一般¥1,300/学生・シニア・UPLINK会員¥1,000
会場
FACTORY(1F)
作品分数
132分
リンク

トークショー開催決定

11/24(日)13:10の回、上映後
ゲスト:藤本幸久監督(「笹の墓標」「ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間」)、朴壽南監督

山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 特別招待作品


沖縄には、「命果報(ぬちがふぅ)、孵でぃ果報(しでぃがふぅ)」、
島と共にうまれかわる「命の幸せ」ということばがある。
沖縄で九死に一生を得た人たちの、
命のしあわせをかみしめたことばでもある。


朝鮮人軍属と慰安婦の実相を描いた『アリランのうた―オキナワからの証言』(1991年)に続く朴壽南監督の第3作『ぬちがふぅ(命果報)―玉砕場からの証言―』が、この春、完成いたしました。太平洋戦争末期の沖縄戦における慶良間(けらま)諸島の住民が強制された「玉砕」、そして朝鮮半島から連行されてきた軍属と慰安婦たちの「玉砕」とは何か―。

太平洋戦争末期、‘鉄の暴風’にさらされ、約20万人が死亡した沖縄戦。1945年3月26日、米軍が最初に上陸をめざした慶良間諸島では日本軍が島の住民へある命令を下していた。「玉砕」、つまり集団自決命令である。渡嘉敷島では330名、座間味島178名、慶留間島(げるまじま)では島の人口の半分の命が玉砕の犠牲となった。阿嘉島では日本軍によって、スパイ容疑による住民虐殺や飢餓で多くの住民が犠牲となった。そして慶良間諸島には朝鮮半島から約1000名の若者が軍属として、21名の少女たちが「慰安婦」として連行されている。

朴壽南監督の最新作は、この「玉砕」という美名のもとに強いられた「虐殺」の悲劇の真実を、27名に及ぶ生存者の貴重な肉声で明らかにするドキュメンタリー映画です。
2006年から2008年にかけて沖縄で取材した証言の記録と、20年前(1989年-92年)に撮影し、これまで未公開だったフィルムを、編集に約4年近くかけて織物のように紡ぎ、132分の長編ドキュメンタリーになりました。
生還した人々の肉声によって明かにされる歴史の真実を、一人でも多くの人へ届けたいと願っています。

~瀬戸内寂聴さんからのメッセージ~


朴壽南様
何かにつけどうしていらっしゃるかとあなたを思っていました。
90歳になり私も片目(右)は全く見えません。背骨の骨折で半年寝込みました。
それでもようやく自力で歩けるようになり三日前から車椅子から放たれましたよ。

DVDありがとうございます。
あなたの不屈の精神に感動し尊敬を更に深くします。涙なしではみられないものでした。
美しい自然と悲惨な現実が対象的で胸がつまりました。いいお仕事をなさいました。
真実はこうして必ず誰かの力によってこの世に伝えられていくのですね。
沖縄の宿命に胸がかきむしられました。涙があらゆる場面にあふれ何度も見返しました。
御苦労さまでした。ありがとう!!
世界中の人に見てほしいものです。

瀬戸内寂聴
2012年6月21日
監督 朴壽南(パク・スナム) プロフィール
1935年12月、三重県生まれ。横浜、川崎で育つ。一貫して民族差別問題に取り組み、在日コリアン二世の作家として、小松川事件の少年被告囚との往復書簡をまとめた「罪と死と愛と」(63)「李珍宇全書簡集」(79)で注目を集める。65年から広島を訪れ、被爆同胞に聞き取りをし、73年に証言集「朝鮮・ヒロシマ・半日本人―わたしの旅の記録」を刊行。82年に「もうひとつのヒロシマ―朝鮮人韓国人被爆者の証言」を刊行した後、87年に朝鮮人・韓国人被爆者の実態を訴える記録映画『もうひとつのヒロシマ―アリランのうた』を発表。続いて沖縄へ連行された朝鮮人軍属、慰安婦を取り上げた『アリランのうた―オキナワからの証言』(91年)を発表。両映画は全国で自主上映され反響を呼んだ。97年、沖縄・渡嘉敷に「アリラン慰霊のモニュメント」建立。2006年から沖縄戦の玉砕の真実と記憶を掘り起こす新作『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言―』に取り組み、2012年4月に第一部を完成させた。


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