【見逃した映画特集2014】<2本立て・インドネシア独裁政権の真実>『アクト・オブ・キリング』+『マージナル=ジャカルタ・パンク2014年版』

上映終了

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日時
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料金
一般¥1,800/学生・シニア・UPLINK会員¥1,500 ※特別興行の為、パスポート使用不可。サービスデー適応外。
会場
X(2F)
作品分数
『アクト・オブ・キリング』(121分)+『マージナル=ジャカルタ・パンク2014年版』(63分)
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見逃した映画特集2014
今年の名作。選りすぐりの39本。

気鋭若手監督の意欲作から世界的巨匠の名作まで国内外、メジャー・インディー問わず2014年話題になった作品の中から選りすぐりを一挙上映!
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<2本立て・インドネシア独裁政権の真実>『アクト・オブ・キリング』(121分)+『マージナル=ジャカルタ・パンク2014年版』(63分)


私は少なくともこの10年間、これほどにパワフルで、超現実的で、恐ろしい映画を観たことがない。映画史上に類を見ない作品である。
――― ヴェルナー・ヘルツォーク


「あなたの行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」
男は粋なスーツに身を包み陽気に微笑んでいる。残虐なシーンのないこの映画が、しかし、私たちを最も慄然とさせる映画になった―――
これが“悪の正体”なのか―――。60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者たちは、驚くべきことに、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている。映画作家ジョシュア・オッペンハイマーは人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、対象を加害者に変更。彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、「では、あなたたち自身で、カメラの前で演じてみませんか」と持ちかけてみた。まるで映画スター気取りで、身振り手振りで殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。しかし、その再演は、彼らにある変化をもたらしていく…。


全世界50以上の映画賞を受賞した、映画史に残る大傑作。
完成前のラフカットを観て心を奪われたエロール・モリス、ヴェルナー・ヘルツォークという2人の巨匠監督が製作総指揮として参加し、劇場公開を全面的にバックアップしている本作は、2012年のテルライド映画祭、トロント映画祭で上映され、その衝撃的な内容と斬新な手法、圧倒的な作品力が話題を呼び、瞬く間に批評家たちの熱烈な支持を集めた。翌2013年にはベルリン国際映画祭で2部門を制覇し、以降、15以上の映画批評家協会賞を総なめにしたほか、山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞はじめすでに50以上の映画賞を受賞。さらに、数々の著名なメディアの年間ベスト1にも輝いている。快進撃は今なお続き、第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされ、オスカー受賞の最有力候補として、その圧倒的な評価を不動のものとした。

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『アクト・オブ・キリング』(2012年/デンマーク・ノルウェー・イギリス合作/インドネシア語/121分/ビスタ/カラー/DCP/5.1ch)
監督:ジョシュア・オッペンハイマー
共同監督:クリスティーヌ・シン、匿名希望
製作総指揮:エロール・モリス、ヴェルナー・ヘルツォーク、アンドレ・シンガー、ヨラム・テン・ブリンク、トシュタイン・グルーデ、ビャッテ・モルネル・トゥヴァイト
日本語字幕:金子嘉矢/字幕監修:倉沢愛子
配給:トランスフォーマー
宣伝協力:ムヴィオラ
© Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012






『マージナル=ジャカルタ・パンク2014年版』(2014年/日本・インドネシア/63分/インドネシア語・英語/カラー/16:9)

政情不安のインドネシアから生まれた反逆のジャカルタパンクシーン!
東南アジアにあって世界最大のイスラム国家でありながら、唯一貧困層が増え続けている国インドネシア。今では、アジア最大と言われるこの国のパンク・シーンが根付いたのは自然な成り行きだった。ここには反逆する理由があるすぎる。
汚職と腐敗が当たり前におこり、不条理で不公平。政府によるパンクとストリートキッズ狩りも横行している。音楽で革命を起こそうと戦い続けるジャカルタ・パンクバンド「マージナル」は、その中心的存在だ。Marjinalとは、端っこ・崖っぷちに生きる者たち。重要視されず、排除された人々を意味する。かつて活動家として反体制を叫び、学生運動を続けて来たマイクとボブ。政治的自由も言論の自由も無かった。人々は恐怖に怯え、心を閉ざしていた。自分たちのメッセージを伝えるにはどうすべきか。96年、二人はバンドを結成。政府に対する怒りや、不正だらけの世の中で起こっている事実を記録するための手段として音楽を始めた。この映画は政府から抑圧されながらパンクスとして生きていき、独自のコミュニティを作り音楽とアートを通して活動を続けるバンドとジャカルタパンクシーンを巡るドキュメンタリーである。

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監督:中西あゆみ
出演:マージナル、ジャカルタ・パンクス

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