『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』

上映終了

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日時
上映終了
料金
一般¥1,800/学生¥1,200(平日学割¥1,100)/高校生以下¥800/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000
会場
X(2F),ROOM(2F)
作品分数
87分
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トークショー開催決定!


■11/23(月・祝)15:00の回上映後
登壇者:松井茂(詩人、情報科学芸術大学院大学准教授)、中村佑子監督

■11/28(土)15:00の回上映後
登壇者:河野通和(新潮社「考える人」編集長)、中村佑子監督

存在の神秘を問う現代美術家・内藤礼と、その代表作 豊島美術館《母型》 これは一つのアートに導かれた女性たちの、静謐かつ烈しいドキュメンタリー


©TV MAN UNION / YOICHI NAGANOُ

これまで決して作る姿を見せてこなかった内藤への取材依頼。しかし――
体験した者に静かな驚きと歓びをもたらす作品を発表してきた美術家・内藤礼。代表作である《母型》(豊島美術館)は、そこにいるひと 全ての存在を受け入れる、大きな生命体のような空間である。《母型》に出会い、その場の持つ力に強く惹かれた監督・中村佑子は、内藤に取材を依頼し、2年にわたって撮影を続けた。しかし、「撮られると、つくることが失われてしまう」取材の半ば、内藤は撮影を拒否する。一度は撮ることを諦めかけた監督だった。

内藤の拒否によって映画は新たな次元へ。「私」が《母型》の中で共鳴していく
しかし、時をおいて、中村は内藤のアートの本質である「生きていることは、それ自体、祝福であるのか」という問いに、内藤にはキャメラを向けずに迫ることを決意する。そして内藤の「不在」を埋めるかのように、5人の女性たちと出会う。《母型》に集まり、そこで交わされる女性たちの傷みの感覚や、生と死に対する言葉。《母型》を撮らねばならなかった監督自身の内的 必然性と、女性たちの感受性はやがて呼応し、祈りのような大きな〈存在の問い〉へ、解き放たれていく。


内藤礼との2年にわたる往還を経て、アートの本質を映し出す野心作 ドキュメンタリーともフィクションともつかない新たな映像表現が誕生する


監督は、前作『はじまりの記憶杉本博司』で劇場デビューした中村佑子。WOWOW放送のテレビ番組として制作した前作は、国際エミ ー賞アート部門ノミネートを果たし、その後の劇場公開でも話題を呼んだ。建築・アートの分野で、多くのテレビ番組を手がけてきた中村監督だが、本作ではまた新たなアプローチで挑んだ。
「女性たち」の物語の基点となり、静謐ながら強靭な存在感を放つのは、モデル、女優として活躍中の谷口蘭。撮影は濱口竜介監督、瀬 田なつき監督作をはじめ、映画、CMで活躍する佐々木靖之。対象との独特な距離感のあるカメラワークが、本作の世界観を支えている。 衣装協力はシアター・プロダクツ。物語性のある衣装が、映画のトーンと共鳴し合う。宣伝美術は、雑誌「Ku:nel」のアートデザイン、「横浜トリエンナーレ」のポスタービジュアル等、デザインの第一線で活躍中の有山達也が務めている。



■内藤礼 ― 存在の神秘を問う現代美術家 ―
1961年広島県生まれ。1985年武蔵野美術大学卒業。1991年、佐賀町エキジビットスペースで発表した《地上にひとつの場所を》で注目を集め、1997年には第47回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館にて同作品を展示。主な個展に、1995年「みごとに晴れて訪れるを待て」国立国際美術館、1997年「Being Called」カルメル会修道院(フランクフルト)、2005年「返礼」アサヒビール大山崎山荘美術館、2007年「母型」入善町 下山芸術の森発電所美術館、2009年「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」神奈川県立近代美術館 鎌倉などがある。パーマネント作品として2001年《このことを》家プロジェクト・きんざ(直島)、また2010年には豊島美術館にて《母型》を発表。作品は、フランクフルト近代美術館、ニューヨーク近代美術館、イスラエル博物館、国立国際美術館などに収蔵されている。

内藤礼《地上にひとつの場所を》1991 佐賀町エキジビット・スペース、東京(写真:小熊栄)
内藤礼《このことを》家プロジェクト「きんざ」(写真:森川昇)
内藤礼《タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください)》2013 広島県立美術館





『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015/日本/87分/16:9/DCP)
監督・編集:中村佑子(『はじまりの記憶 杉本博司』)
出演:内藤礼
   谷口蘭、湯川ひな、大山景子、沼倉信子、田中恭子
撮影:佐々木靖之 
録音:黄永昌 
制作協力:大澤一生 ノンデライコ  
協力:公益財団法人福武財団、ギャラリー小柳 
特別協賛:真鍋康正、石田美雪、福武英明、山口孝太 
助成:芸術文化振興基金助成金、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 
協賛:資生堂
製作・配給:テレビマンユニオン 
配給協力:ノンデライコ、プレイタイム



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