『牡蠣工場』

上映終了

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(c)Laboratory X, Inc.
日時
上映終了
料金
一般¥1,800/学生¥1,200(平日学割¥1,100)/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000
会場
X(2F)
作品分数
145分
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想田和弘監督作品観察映画第6弾

美しき瀬戸の海。過疎の町にグローバリズムがやってきた。「歴史の歯車」が、いま静かに回り出す!



人々が織りなす豊かで複雑な物語
舞台は、瀬戸内海にのぞむ美しき万葉の町・牛窓(うしまど)(岡山県)。岡山は広島に次ぐ、日本でも有数の牡蠣の産地だ。養殖された牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、いまでは6軒に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から中国人労働者を迎え始めた工場もある。

東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県から移住してきた一家は、ここ牛窓で工場を継ぐことになった。そして2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場では、早くも途中で国に帰る脱落者も。果たして牡蠣工場の運命は?


小さな世界から垣間見える グローバルで巨大な問題
ロカルノ国際映画祭に正式招待された本作は、「珠玉の智慧に満ちた映画」「目から鱗の現代日本の姿」「想田監督の最高傑作」などと、世界の批評家から絶賛された。牡蠣工場という小宇宙に、グローバル化、少子高齢化、過疎化、第一次・第二次産業の苦境、労働問題、移民問題、そして震災の影響など、大きな問題が浮かび上がってくる。想田和弘が見た世界の「現在(いま)」と日本の「未来」とは?


【牛窓について】
「日本のエーゲ海」と呼ばれる牛窓は、古代からその名を知られ、万葉集では柿本人麻呂の作ともいわれる歌に詠まれている。菅原道真も歌を残している。中世には風待ち、潮待ちの港として栄え、朝鮮通信使の寄港地にもなった名勝地である。現在は岡山県瀬戸内市の一部となり、「過疎地域」に指定されている。

牛窓の 浪の潮さゐ 島響み 寄さえし君に 逢はずかもあらむ 
伝 柿本人麻呂



『牡蠣工場』(2015年/日本・米国/145分/DCP)
原題:OYSTER FACTORY
監督・制作・撮影・編集:想田和弘
製作:柏木規与子
配給:東風、gnome



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