『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』

上映中~6月9日(金)

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(c)1991 Kailidoscope
日時
上映中~6月9日(金)
料金
一般¥2,200均一/障がい者割引¥1,800/UPLINK会員¥1,800  ※特別興行につき、シニア、学生料金、サービスデー、ポイント利用等の各種割引及び招待等無料鑑賞不可
作品分数
236分
リンク
日程
時間
5月27日(土)

14:25~18:24【予告なし】

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5月28日(日)

14:25~18:24【予告なし】

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5月29日(月)

14:25~18:24【予告なし】

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5月30日(火)

14:25~18:24【予告なし】

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5月31日(水)

14:25~18:24【予告なし】

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6月1日(木)

14:25~18:24【予告なし】

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6月2日(金)

14:25~18:24【予告なし】

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映画史に燦然と輝く伝説の傑作!
エドワード・ヤン監督『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』が25年の時を経て4Kレストア・デジタルリマスター版で蘇る!



光と闇で描く、愛と暴力の世界。
エドワード・ヤンに、ようやく時代が追いついた。


エドワード・ヤン監督が1991年に発表した、傑作『牯クーリンチェ嶺街少年殺人事件』。BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選ばれ、2015年釜山映画祭で発表された「アジア映画ベスト100」において、『東京物語』『七人の侍』『悲情城市』などと並んでベスト10入りするなど、映画史上に残る傑作として評価されながらも、日本では初上映以来25年間DVD化もされず、観る機会がほとんどなかった。マーティン・スコセッシが激賞し、ウォン・カーウァイ、オリヴィエ・アサイヤスなど、世界中のアーティストに影響を与え、熱狂的な信奉者を生み出した伝説の傑作がエドワード・ヤン監督の生誕70年、没後10年となる2017年に4Kレストア・デジタルリマスター版で蘇る。本作が最初に日本で劇場公開された時は3時間8分版であったが、本作完成時の当初のバージョンである3時間56分版によって、その作品世界をより深く堪能することが出来る。マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファウンデーションのワールド・シネマ・プロジェクトと米クライテリオン社との共同で、オリジナルネガより4Kレストア・デジタルリマスター版が制作され、光と闇の世界をスクリーンで体感できる時が遂にやってきた。

『恐怖分子』(86)でロカルノ国際映画祭銀豹賞受賞をはじめ世界的な成功を収めたエドワード・ヤンは自らの製作会社を設立し、満を持して『牯嶺街少年殺人事件』に取りかかる。彼自身の家族が1940年代の終わりに中国大陸から台湾に移住した外省人だったように、本作で描かれるのは、外省人たちとその家族の物語。中国大陸に帰ることを未だ夢見る親の世代と、中国大陸への思い入れはなく、エルヴィス・プレスリー、ジョン・ウェイン主演の西部劇などのアメリカ文化にあこがれる子供たち。親世代の焦燥感は、子供たちに伝わり、将来への希望が持てない状態で閉塞感に押しつぶされそうになりながら、愛と暴力の世界へと突き進んで行く。本作の中で極めて印象的に描かれる夜の闇のシーン。その闇は物理的な闇であると同時に、台湾という土地のなかで外省人として生きていかざるを得ない人々の心の闇でもある。闇を照らす光を求める主人公・小四が最後に懐中電灯を手放す時、悲劇が起こってしまう。60年代の台湾を描きながらも、主人公たちが感じている焦燥感、未来への希望などは、極めて普遍的であり、将来が見えにくくなっている現代にも非常に通じるものがある。スタイリッシュな演出で情緒を排し、21世紀的と言われたエドワード・ヤンに、ようやく時代が追いついた。


『嶺街少年殺人事件』が1 9 9 1年に発表された時、新たな才能の登場に世界中が驚いた。いま、若い観客が初めてこの傑作を観て興奮できることが、非常に嬉しい。

―ウォン・カーウァイ


嶺街少年殺人事件』は、夭折した偉大な映画監督エドワード・ヤンの最高傑作だ。

―マーティン・スコセッシ


エドワード・ヤンの作品は常に私の映画に影響を与えてくれた。彼は世界を新たな秩序で作り替えることの出来る、冷徹かつ思いやりのある明晰な観察者である。

―オリヴィエ・アサイヤス


『ゴッドファーザー』と小津安二郎の間に位置する、家族についての完璧な映画。

―ヤヌス・フィルムズ


この映画には全てがある。人生の一日を費やすに値する3時間56分だ。

―ニューヨーク・タイムズ


【story】
この世界は僕が照らしてみせる。
自分たちの手で未来は変えられると信じて



1960年代初頭の台北。建国高校昼間部の受験に失敗して夜間部に通う小四(シャオスー)は不良グループ〝小公園“に属する王茂(ワンマオ)や飛機(フェイジー)らといつもつるんでいた。小四はある日、怪我をした小明(シャオミン)という少女と保健室で知り合う。彼女は小公園のボス、ハニーの女で、ハニーは対立するグループ〝217”のボスと、小明を奪いあい、相手を殺して姿を消していた。ハニーの不在で統制力を失った小公園は、今では中山堂を管理する父親の権力を笠に着た滑頭(ホアトウ)が幅を利かせている。
小明への淡い恋心を抱く小四だったが、ハニーが突然戻ってきたことをきっかけにグループ同士の対立は激しさを増し、小四たちを巻き込んでいく。
1961年に台北で起きた、14歳の少年によるガールフレンド殺人事件に想を得た本作は、青春期特有のきらめき、残酷さを描くと同時に、一人の少年とその家族、友人達を描くことで、その背景の社会や時代をも透徹した視線で見事に描ききっている。







★1991年東京国際映画祭 審査員特別賞・批評家連盟賞
★1991年ナント三大陸映画祭 監督賞
★1991年台湾金馬奨 最優秀作品賞・脚本賞
★1991年アジア太平洋映画祭 グランプリ
★1992年シンガポール国際映画祭 監督賞
★1992年キネマ旬報ベスト・テン 第2位・外国映画監督賞
★2015年釜山国際映画祭 「アジア映画ベスト100」第7位



『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(1991年/台湾/3時間56分/PG12/原題:牯嶺街少年殺人事件 A Brighter Summer Day)
監督:エドワード・ヤン
脚本:エドワード・ヤン、ヤン・ホンヤー
出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、ワン・チーザン、クー・ユールン、タン・チーガンほか


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