『ゆきゆきて、神軍』公開30年記念上映

上映終了

ゆきゆきて、神軍1
日時
上映終了
料金
一般¥1,800/UPLINK会員¥1,500 ※特別興業の為、各種割引・サービスデイ適用外、ポイント利用等の無料鑑賞不可
作品分数
122分
リンク
トークゲスト第1弾発表
8/12(土)
15:40回上映後トークショー:寺脇研(京都造形芸術大学教授)、原一男(本作監督)
19:30回上映後、原一男監督舞台挨拶&併映作品:『亜人間 奥崎謙三』(31分)


8/13(日)
15:40回上映後トークショー:茂木健一郎(脳科学者)、原一男(本作監督)


8/14(月)
12:30回上映後、原一男監督舞台挨拶&併映作品:『亜人間 奥崎謙三』(31分)
20:25回上映後トークショー:春日太一(映画史研究家)、原一男(本作監督)


8/15(火)
12:30回上映後、原一男監督舞台挨拶&併映作品:『亜人間 奥崎謙三』(31分)
20:25回上映後トークショー:渡辺えり(劇作・演出・俳優)、原一男(本作監督)


8/16(水)
12:30回上映後トークショー:野上照代(元黒沢明映画 プロダクション・マネージャー)、原一男(本作監督)
20:25回上映後トークショー:三遊亭はらしょう(ドキュメンタリー落語家)、原一男(本作監督)


8/17(木)
12:30回上映後トークショー:井上達夫(東京大学大学院教授<法哲学>)、原一男(本作監督)


8/18(金)
12:30回上映後トークショー:坂手洋二(劇作家・演出家・劇団「燐光群」主宰)、原一男(本作監督)


8/19(土)
上映後トークショー:小林佐智子(本作製作)、原一男(本作監督)


8/20(日)
上映後トークショー:花房観音(小説家・バスガイド)、原一男(本作監督)


8/21(月)
上映後トークショー:島田裕巳(宗教学者)、原一男(本作監督)


8/22(火)
上映後トークショー:上野昂志(映画評論家)、原一男(本作監督)


8/23(水)
上映後トークショー:永田浩三(武蔵大学教授、元NHKプロデューサー)、原一男(本作監督)


8/24(木)
上映後トークショー:畠山理仁(フリーランスライター)、原一男(本作監督)


8/25(金)
上映後トークショー:都築響一(編集者)、原一男(本作監督)




短編『亜人間 奥崎謙三』について

 奥崎謙三さんが亡くなってしばらく経った頃、奥崎さんの熱心な支援を続けてきた方から電話を頂いた。「奥崎さんの形見分けをしますので来ませんか?」と。田中角栄を殺すために記す、と大書したシャッターを上げて中に入るとかつて知ったる奥崎さんの事務所。生前の奥崎さんのイメージが蘇る。階段を上がっていくと、主がいないため締め切ってるせいだろう、かび臭い感じ。ここで奥崎さんは寝泊まりしていたのだ。部屋を見回す。格別な趣味とてなかった奥崎さん、金目のものなんかあるわけないことは知っているが、せめて記念になるものはないかと見回す。部屋の片隅のタンスの上で目がとまった。VHSテープが積み上げてあった。手に取り、ラベルをみると「神軍平等兵の遺言」「神軍平等兵の凱旋」等の、独特の癖のある奥崎さんの文字が読めた。テープの数、およそ40本。「これを頂いていいですか?」「いいですよ」

 持ち帰った、晩年の奥崎さんの映像。再生して観てみると、年をとって体も弱ってきたことだろう、ベッドの上に座った状態で、カメラマンは多分、バイトで雇った若い人と思われるが彼に指示しての、一人語りの映像がほとんどだ。

 語りの内容だが、私への批判もある。かなりどぎつい内容だ。聞きながら、そうかあ……奥崎さんは、まだ「神軍Part2」の夢が諦められないのか!と胸が痛んだ。

 私の感慨はさておき、この映像を奥崎ファンに見せてあげるべき、と思った次第。そんな経緯があってこの「㊙奥崎謙三の晩年」を今回のイベントで上映することを決めたわけです。

 映画監督・原一男


知らぬ存ぜぬは許しません


天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』。公開30年を記念し、茂木健一郎などゲストを迎えてのトークイベント付上映を開催します。

1987年8月1日、渋谷のユーロスペースで『ゆきゆきて、神軍』が封切られました。この年の8月から翌年3月まで26週間の記録的な大ロングランとなり、5万3000人を動員しました。同劇場の興行成績ナンバーワンで、今もなおその記録は破られていません。
己れをたった一人の“神軍平等兵”と名乗る奥崎謙三の奇矯さと、その奥崎を執拗に迫る原一男の過激さが相まって、作品の評判が広がり、単館公開から全国50カ所で公開され、現在では当たり前になった「映画館でドキュメンタリー映画を観る」というパイオニア的な作品となりました。
ベルリン国際映画祭カリガリ映画賞や日本映画監督協会新人賞など、その年の映画賞を独占し、『ボウリング・フォー・コロンバイン』で知られるマイケル・ムーア監督など、世界中の映画人に影響を与えました。しかし、その内容ゆえに、テレビ放映などが厳しいと言われている作品でもあります。
今回は、公開から30年を記念して、世間の目も気にせず、我が道を貫いた奥崎謙三が問い続けた戦争責任、権力やタブーに抗って生きていくことを改めて考える上映イベントを開催致します。
原監督からオファーしたゲスト、そして皆さんからのリクエストで決まったゲストの方を交えて、とことん語りつくします。




原一男監督からのメッセージ
今年5月、毎日新聞で「『ゆきゆきて、神軍』いま上映できるか 公開30年、原一男監督に聞く」という記事を書いて頂き、これは挑戦状だと受け止めた私(たち)は、なんとかこの夏、上映できないものか?とその可能性を探ってきました。最大の課題は、上映する劇場が見つかるかどうか、でした。
それが見つかったのだ。「ウチでやりますよ」と名乗り上げて頂いた。東京・渋谷のアップリンク!ありがたい!
「神軍」ファン、奥崎謙三ファンは元より、平成という時代の今、戦後民主主義の破壊が迫っていることに危機感を抱いている人たちに呼びかけたいのです。
「神軍」をダシにして、その危機感について、深く考えてみませんか?「神軍」の初上映から30年が経ちます。「神軍」は昭和に発表された作品ですが、昭和から平成へと時代が移ったことで何が変わったのか? 何を失おうとしているか? 私は、作品を発表した時よりも今の方が、奥崎謙三さんが込めたメッセージについて、より深く、色々と考えています。
上映だけでなく、考えるきっかけとしてゲストを招きたいと考えています。60分ほど、じっくりお話して頂きたいのです。
上映期間を1週間頂きましたので、毎日、お一人をお招きします。
実は、この企画を実現したいと考えたときに、ツイートで茂木健一郎さんに、ゲストとしてお出で頂くことに、既にOKを頂いています。
上映まで1ヶ月、ゲストを急いで決めなければなりません。即、出演交渉を始めます。そこで皆さんに提案があります。ゲストの候補をあげてくれませんか?
皆さんの推薦の多い人から交渉をしてみますので。その交渉の模様は、ネットでお知らせしますから。
上映の時間などの情報は追ってお知らせいたします。

『ゆきゆきて、神軍』(1987年/122分/DCP)
監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
録音:栗林豊彦
編集・構成:鍋島惇

87年の日本映画界を震撼させた驚愕の作品。天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー。
神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、”神軍”の旗たなびく車に乗り、今日も日本列島を疾駆する。生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる・・・。平和ニッポンを鮮やかに過激に撃ち抜いた原一男渾身の大ヒット・ドキュメンタリー。


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