【見逃した映画特集2017】『鉱 ARAGANE』

1月6日(土)~1月8日(月)、1月10日(水)

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(C)film.factory/FieldRAIN
日時
1月6日(土)~1月8日(月)、1月10日(水)
料金
一般¥1,300/学生・シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000 ※特別興行の為パスポート会員使用不可、サービスデー適応外
作品分数
68分
リンク

暗闇に−—− 蠢く人々。反射する光。響く轟音。
誰も知らなかった地下世界に驚愕する



深い闇と鳴り響くノイズ 
ボスニアの炭鉱、地下300メートルの異空間


ボスニア・ヘルツェゴビナ、首都サラエボ近郊、100年の歴史あるブレザ炭鉱。ヨーロッパ有数の埋蔵量を誇ると言われているこの炭鉱は、第二次世界大戦、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦を乗り越え、現在も操業を続けている。
荒涼とした地面の上に無造作に置かれた、汚れと錆びにまみれた巨大な重機が炭鉱の存在を知らせる。坑夫たちは黙々と昇降用ケージに乗り込み、地下深くの暗闇に消えていく。そして坑夫たちが降り立った地下300メートルの場所には、ただただ深い闇が広がっていた。
一筋のヘッドランプの光だけが映しだす、闇に蠢く男たち。爆音で鳴り続ける採掘重機と歯車、そしてツルハシの響き。死と隣り合わせのこの場所で、人は何を想い、肉体を酷使するのか。カメラは闇に蠢く男たちをひたすら見つめる。


ガス・ヴァン・サント、アピチャッポンが絶賛!!
伝説の映画作家 タル・ベーラ(『ニーチェの馬』)の荒ぶる遺伝子が
ここに、開花する

この知られざる地下世界を捉えたのはひとりの日本人だった。単身、カメラを持ち、坑夫と共に坑道に降り、その日々の労働を生々しく捉えた。
監督の小田香は、『ニーチェの馬』を最後に引退した伝説の映画作家タル・ベーラが後進の育成のために設立した映画学校【film.factory】で3年間学んだ。タル・ベーラ作品のごとく、まるでこの世界に存在するとは思えないような、光と闇そしてノイズにあふれた驚愕の映画空間をたったひとりで創り上げた。



私たちの周囲にイメージが氾濫する時代であるにもかかわらず、この美しい伝達言語は毎日悪化の一途をたどっている。
私たちは視覚的文化とイメージの尊厳の重要性を、次世代の映画作家たちに証明したいのだ。
徹底的に、確信をもって。
責任感があり、ヒューマニズムの精神をもつ成熟した映画作家や、独自の映像言語をもち、その創造力を現実世界の人間の尊厳を守るために発揮するアーティストと共に、このプロジェクトに従事することが私たちの願いである。
                                    ——————タル・ベーラ




『鉱 ARAGANE』(2015年/ボスニア・ヘルツェゴビナ、日本/68分/ビスタ/カラー/DCP)
監督・撮影・編集:小田香
監修:タル・ベーラ
プロデューサー:北川晋司/エミーナ・ガーニッチ
提供:film.factory/FieldRAIN
配給:スリーピン


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