「挑発するアクション・ドキュメンタリー 原一男」

上映中~8月24日(金)

ゆきゆきて、神軍メイン
©疾走プロダクション
日時
上映中~8月24日(金)
料金
一般1,800/学生¥1,500 /高校生以下¥800/ シニア¥1,100 / UPLINK会員¥1,000/リピーター割(本特集の半券提示で)¥1,300 ※特別興行のため、サービスデー・ポイント鑑賞不可

知らぬ存ぜぬは許しません

昨年の『ゆきゆきて、神軍』公開30年記念上映は全回ソールドアウトを記録!

ドキュメンタリーの鬼才、原一男監督特集
「挑発するアクション・ドキュメンタリー 原一男」開催!


まさかの『ゆきゆきて、神軍』“絶叫上映”や、ここでしか語れない撮影秘話を明かすオーディオコメンタリー上映、『ゆきゆきて、神軍』終了後、奥崎謙三氏の膨大なVHSテープを原監督が編集した短編『亜人間 奥崎謙三』の特別上映、豪華ゲストとのトークショーなど、連日イベント開催。

リピーター割引、トロピカルなデザインで異彩を放った1987年公開当時の『ゆきゆきて神軍』復刻ポスターをプレゼントするスタンプラリーも実施!



≪原一男監督からのメッセージ≫



今年も暑い夏がやってくる!

昨年の『神軍』公開30周年記念上映会は全回ソールドアウトという記録を作った。ならば、今年も、と燃えている。故原田芳雄が言っていた。どんなに古い作品でも初めて観る観客にとっては新作である、と。ま、そんな理屈を言わなくても、私たち疾走プロの作品は今、観ても、決して古びていない、と言い切る自信はある。観てもらいたい層は、やはり若い人たちだ。次の時代を担う若者たちに、私たちのメッセージを伝え、そして若者たちに頑張ってもらわないと、この国は間違いなく滅びる。だから、諦めずに、メッセージを伝えたい、と思う。
さあ、今年の夏を、さらに暑く、したいと思っている!


「挑発するアクション・ドキュメンタリー 原一男」上映スケジュール



■8月18日(土)
10:30『全身小説家』【上映後トークショー】ゲスト:アーロン・ジェロー(日本映画研究者)、原一男
18:25『極私的エロス・恋歌1974』【上映後舞台挨拶】登壇者:原一男
■8月19日(日)
10:30『ゆきゆきて、神軍』【上映後トークショー】ゲスト:岩田和明(「映画秘宝」編集長)、原一男
18:25『さようならCP』【上映後舞台挨拶】登壇者:原一男
■8月20日(月)
15:00『ゆきゆきて、神軍』(『亜人間 奥崎謙三』併映)
18:00『ニッポン国VS泉南石綿村』【上映後トークショー】ゲスト:小林節(慶應義塾大学名誉教授)、原一男
■8月21日(火)
15:00『全身小説家』【上映後トークショー】ゲスト:井上達夫(東京大学教授)、原一男
■8月22日(水)
15:00『ゆきゆきて、神軍』(『亜人間 奥崎謙三』併映)
19:30『極私的エロス・恋歌1974』【上映後トークショー】ゲスト:中田亮(オーサカ=モノレール)、原一男
■8月23日(木)
15:00『極私的エロス・恋歌1974』【上映後舞台挨拶】登壇者:原一男
18:00『ニッポン国VS泉南石綿村』【上映後トークショー】ゲスト:岡田秀則(国立アーカイブ主任研究員)、原一男
■8月24日(金)
15:00『さようならCP』【上映後舞台挨拶】登壇者:原一男
19:30『ゆきゆきて、神軍』【上映後トークショー】ゲスト:下村健一(情報スタビライザー)、原一男

短編『亜人間 奥崎謙三』について
 奥崎謙三さんが亡くなってしばらく経った頃、奥崎さんの熱心な支援を続けてきた方から電話を頂いた。「奥崎さんの形見分けをしますので来ませんか?」と。田中角栄を殺すために記す、と大書したシャッターを上げて中に入るとかつて知ったる奥崎さんの事務所。生前の奥崎さんのイメージが蘇る。階段を上がっていくと、主がいないため締め切ってるせいだろう、かび臭い感じ。ここで奥崎さんは寝泊まりしていたのだ。部屋を見回す。格別な趣味とてなかった奥崎さん、金目のものなんかあるわけないことは知っているが、せめて記念になるものはないかと見回す。部屋の片隅のタンスの上で目がとまった。VHSテープが積み上げてあった。手に取り、ラベルをみると「神軍平等兵の遺言」「神軍平等兵の凱旋」等の、独特の癖のある奥崎さんの文字が読めた。テープの数、およそ40本。「これを頂いていいですか?」「いいですよ」。持ち帰った、晩年の奥崎さんの映像。再生して観てみると、年をとって体も弱ってきたことだろう、ベッドの上に座った状態で、カメラマンは多分、バイトで雇った若い人と思われるが彼に指示しての、一人語りの映像がほとんどだ。 語りの内容だが、私への批判もある。かなりどぎつい内容だ。聞きながら、そうかあ……奥崎さんは、まだ「神軍Part2」の夢が諦められないのか!と胸が痛んだ。 私の感慨はさておき、この映像を奥崎ファンに見せてあげるべき、と思った次第。そんな経緯があってこの「㊙奥崎謙三の晩年」を今回のイベントで上映することを決めたわけです。

≪上映作品≫

『さようならCP』(1972年/82分/16ミリ→DCP)


CP(脳性麻痺)者の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作。障害者だからといって自ら片隅でこっそりする生き方は、障害者差別を容認することになると考え、その不自由な体を積極的に人前にさらしていく。「CP(障害者)=健全者という関係の共通項が身体の階級性にあり私自身の〈関係の変革〉というテーマをベースにして、被写体=演じる者を、撮る側にどこまで見ることに耐えられるかを賭けてみたかった」(原一男)

監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子/録音:栗林豊彦


『極私的エロス・恋歌1974』(1974年/93分/16ミリ→DCP/英語字幕入り)


「私にとって映画はコミュニケーションの方法」という原が、かつて一緒に暮らし子どもまでをなした女を追って沖縄へ行き、彼女が自力出産を行なうまでを捉えた作品。「極私」の極致へと到達した未踏のドキュメンタリーとして、原一男の名を一躍知らしめた問題作。「生きることの原点を描ききった」「見る者を強烈にとらえてゆさぶり続ける恐ろしい映画」「真実を見ることの衝撃」などの絶賛を浴び、日本列島のいたる所で若者の強烈な支持を集めた。

監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子/録音:久保田幸雄/編集:鍋島惇/音楽:加藤登紀子


『ゆきゆきて神軍』(1987年/122分/35ミリ→DCP)


87年の日本映画界を震撼させた驚愕の作品。天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー。神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、”神軍”の旗たなびく車に乗り、今日も日本列島を疾駆する。生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる・・・。

監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子/録音:栗林豊彦/編集・構成:鍋島惇


『全身小説家』(1974年/157分/35ミリ→DCP)


小説『地の群れ』などで知られる、作家・井上光晴の生を描く長編ドキュメンタリー。約40年にわたって創作=小説と格闘し、92年5月ガンに散ったひとりの小説家の「虚構と真実」が、インタビューを中心とする従来通りの記録映画的な部分と「イメージ篇」と名付けられた一種のドラマを交えて綴られる。5年もの歳月を費やした原一男監督の意欲作で、埴谷雄高、瀬戸内寂聴などの作家が登場するのも興味深い。

監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子/編集:鍋島惇

\入場プレゼント決定!!/

終了致しました。『全身小説家』をご鑑賞のお客様に「全身小説家 もうひとつの井上光晴像」(製作ノート・採録シナリオ)をプレゼントします。(数量限定/なくなり次第終了)



『ニッポン国VS泉南石綿村』(2017年/215分/DCP)


明治時代から石綿産業が盛んとなった大阪・泉南地域。アスベストの健康被害を被った石綿工場の元従業員や近隣住民たちが国を相手に国家賠償請求訴訟を起こした、いわゆる「大阪・泉南アスベスト国賠訴訟」。原一男監督のカメラが「市民の会」の調査などに8年間にわたり同行し、裁判闘争や原告たちの人間模様を記録する。釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞、山形国際ドキュメンタリー賞で市民賞、東京フィルメックスで観客賞を受賞。

監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子/編集:秦岳志


配給:疾走プロダクション
©疾走プロダクション
Back to Top