コメント

DUNE

(敬称略、順不同)

映画館スタッフ

未完の大作は数あれど、『DUNE』以上に有名な未完の映画は存在しないであろう。『ホドロフスキーのDUNE』はこの世界一有名な未完の大作、そしてそれを本気で作り上げようとしたアレハンドロ・ホドロフスキー自身に迫ったドキュメンタリーだ。
ホドロフスキーはこの映画の中で、「失敗が何だ?『DUNE』は夢なのだ。夢には人生を変える力がある。」と語る。そして、またホドロフスキーは常々「映画とは運命を、人生を変えるものであらねばならない。」とも言っている。 『DUNE』は実際にその後の映画史に大きく関わり『スターウォーズ』も『エイリアン』も『DUNE』から多大な影響を受けている。『DUNE』は多くの人生を変えたのだ。だからこそ、『DUNE』は今なお存在するのだ。
「失敗が何だ?」と語るホドロフスキーの表情はこちらが呆気にとられるほど一切の曇りなく嬉々としている。その表情と言葉に勇気と感動を与えられない人はいないだろう。この一本のドキュメンタリーがまた多くの人生を変えるのだ。

―多田祥太郎
(シネ・リーブル梅田)


ダリにミックジャガーにオーソンウェルズにメビウスにギーガーにピンクフロイド…!?な、なんなんだこのドリーム・チームと呼ぶにはあまりに夢見過ぎのプロジェクトは。 まず思ったのは「こんなの絶対ムリでしょ!」。でも、映画を観ているうち、実現できた気がしてならなくなった。なぜって、『DUNE』プロジェクトに集められた“最高の戦士”たちは皆、ホドロフスキーのことが大好き過ぎるから!!40年前のプロジェクト(しかも実現しなかった)を語るその声に、表情に、ホドロフスキーへの愛が満ちて溢れてダダ漏れになっていることに何より驚かされた。観ている私まで頬がゆるんでニヤニヤが止まらない。愛が感染してホドロフスキーが好き過ぎる。 映画は頓挫しようが『DUNE』は世界を変えた。意外な愛されキャラだったホドロフスキーじいちゃんは23年ぶりに新作『リアリティのダンス』をつくりあげた。今年はきっとホドロフスキーへの愛が止まらない人が増えるだろう。

―林未来
(元町映画館)


デヴィッド・リンチの「デューン・砂の惑星」が大好きだった私は、公開当時はあちこちで「デューン」「デューン」と叫んでいた。そんなある日、映画好きの先輩から「キミ、あんな駄作に舞い上がっていてはいけないよ。なにしろあの映画は本当はホドロフスキーが監督するはずだったのだから。」と聞かされた。当時カルト映画として話題だった「エルトポ」の監督が「デューン」のような大作を撮っていたらどうなっていたんだろう?と一瞬面食らったが、予定されていたスタッフとしてギーガー、ダリ、オバノンといった名前を聞き、「ああ、これは都市伝説みたいなものなんだろうな」と、まともに取り合う気をなくしてしまった。あれから数十年。なんとウワサは本当だった。あの企画は実現寸前だったとは!

スクリーンには収まりきれないホドロフスキーの巨大なイマジネーションに圧倒されるドキュメンタリーです。

―戸川喜史
(サロンシネマ)


「ホドロフスキーのDUNE」をお預りしてスクリーンにかけてみてようやく確信!これは配給したひと、上映したひと、そして鑑賞したひとすべてがそのことを誇りにしたくなる映画。そして同じ体験をする【魂の戦士】を増やしたくなる映画。
つくられるべき映画がつくられなかったことを嘆き、それをつくらせなかった要因を糾弾する映画ではない。
しかし現在(いま)そういうことに巻き込まれている映画業界の方がいらしたとすれば、これを見て自分が正しいと思っていることをもういちど見つめ直して欲しい。そうしてみんなが【魂の戦士】になれればいつか何かが大きく変わるかも知れない。

―椿原敦一郎
(立川シネマシティ)

このページの上部へ戻る △

『ホドロフスキーのDUNE』を
応援してくださっている方々

『ホドロフスキーのDUNE』は、あの幻の超大作をリアルに擬似体験できるだけでなく、100年先を生きる賢者であり唯一無二の天才アーティスト=ホドロフスキーの真髄に触れられる夢のような名ドキュメンタリー。一流芸術家たちも魅了されたチャーミングな名匠の情熱と含蓄溢れる哲学的名言の数々にも目から鱗必至!

―小林真里
(映画批評家/翻訳家)


40年も前の苦い思い出を、昨日のことのようにイキイキと語る巨匠の姿を見ているだけで、自分の小さな悩みなんて吹き飛んだ。全力でぶつかって砕け散った失敗ほど、時が過ぎれば宝物になる、と教えてくれる清々しい快作!

―駒村朱久子
(雑誌編集者)


『ホドロフスキーのDUNE』は実に素晴らしいドキュメンタリー映画だ!最近では『コーマン帝国』や『ピープルVSジョージ・ルーカス』にも勝るとも劣らない出来。 乱暴に言えば、出来なかった大作の製作前秘話と悔やみの映画なんだけど、まず、ストーリーテラーであるアレハンドロ・ホドロフスキーの語り口が面白い。サービス精神旺盛で盛り上げ方、落とし方が上手い。 編集・構成もいいが、それ以上に『DUNE』とホドロフスキーの引力が凄まじく、『DUNE』やSF映画に熱がない人でも不思議とホドロフスキーの熱量に引き込まれる。アレハンドロ・ホドロフスキー、健在!!

―じょ~い小川
(ライター「映画野郎」)


ほんとに!最高です!!あんなにチャーミングなドキュメンタリー、わたし見た事ないかもしれないです。ホドロフスキーが放つ一言一言が情熱的でユーモラスなことに心の底から感激しました。ポップで、どんな人にもしっかり届く映画だと思いました。大好きです。

―梅本智子
(CAMPFIRE キュレーター)


ドキュメンタリー映画と思って観たら、頭の中でホドロフスキー版「DUNE」が動き出す!! 実はドキュメンタリーという名の今年ナンバーワンSF映画では!? しかもホドロフスキーの天才的なセンスで集まるクリエイターのすごいこと! 絵コンテを担当はメビウス(ジャン・ジロー)。特殊効果にダン・オバノン、クリス・フォスやギーガーがデザイン参加…と、SF映画ファンには堪らないコラボレーション! さらに撮影当時84歳のホドロスキーのバイタリティが凄い。芸術家としてぶれることの無い哲学を信念に、終始ハイテンション! 90分間ホドロフスキーにくぎ付け間違い無し。極めつけは、奇しくもデヴィッド・リンチ監督により後日実現した映画「DUNE/砂の惑星」を鑑賞したホドロフスキーの感想…これこそSF映画史に残る不滅の名言。この感動を見逃すな!!

―駒澤敏亘
(SFコーディネーター)


エイリアンや、ブレードランナー、マトリックス、ターミネーター…。もしもホドロフスキーが『DUNE』を作ろうとしていなかったら、これらのSFの歴史的名作は生まれなかった…?逆に『DUNE』が完成していてもそれらは生まれなかったかもしれない。そう、DUNEが種となり現代のあらゆるSF映画に影響を及ぼしている事は明らかだ!そして、この映画を見た後で読み返したメビウスとの共著『アンカル』は以前より格段に贅沢すぎる体験となった!

―長谷川朗
(ヴィレッジヴァンガード
下北沢店 次長)


ホドロフスキーが書いた『リアリティのダンス』を読んで「ああ、なんてポジティヴな気狂いなのかしら!」と彼にしびれ倒していた私。『DUNE』はその天才の脳内を具現化したようなドキュメンタリー作品。 ここ数年、とかくソロバンを弾いてしまいがちな私に、創作において一番大切な事を思い出させてくれた彼と、彼をめぐる魂の戦士たちにただひたすら感謝をしたい。

―イライザ・ロイヤル
(ミュージシャン/ライター/調教師)


こんな凄いことが起こっていたとは!見るべし。ギーガーのインタビューも貴重。

―中村千晶
(映画ライター)


「着手されるのが余りにも早すぎた未完の作品、DUNE」とこれまでは思っていたけれど、この作品を見て、映画化されなかった事も含めてDUNEという一本の作品ではないかと思いました。この作品はのちの多くのSF映画の「種」のようなもので、ある意味メッチャあちこちで開花してる。やっぱすごい映画!!

―MOMIO
(40代・女性)


すごく面白かった。錚々たるメンツが『DUNE』に集まってくる過程が『七人の侍』前半部みたいで異様な興奮を覚えました。

―fwienny
(40代・男性)


ホドロフスキーのことはほとんど知りませんでしたが、こんなにむちゃくちゃで、熱くて、生命力にあふれた人がいたなんて!完成していたら、映画の歴史はどうなっていたのだろう。いま失業中なのですが、ものすごくやる気が出てきました。

―やまもと
(30代・女性)


誰もが知るヒット作の原点がつまっているという事実も目を見張るけれど、その張本人が現在も驚くほど強いまなざしで語る絵に、猛烈に引き込まれました。

―Nodo
(30代・女性)


ホドロフスキー監督がすごく情熱的。最初からニタニタしっぱなしで、すごく面白かった。私はコレが好きだと言って人にすすめたい!!

―yaya-matomo
(30代・女性)


もっとマニアックで難解という印象でしたが、勇気をもらえました。ホドロフスキーの作品も少し観るのをためらっていましたが、観てみたくなります。

―ケイジ
(20代・男性)


ホドロフスキーのはなつ言葉一つ一つが、つきささるようだった。私もこんな風に歳を重ねていきたい。

―ひとみ
(20代・女性)

このページの上部へ戻る △