2026年配給作品
ガザからの声 Episode2 「ミュージシャン・アハマドのメッセージ」
2025年10月31日(金)アップリンク吉祥寺、アップリンク京都ほか全国順次公開
- この作品は自主上映可能です
料金など詳細については自主上映のご案内のページをご覧ください
『ガザからの声』は、ガザに生きる人々の声を伝えることを目的としています。断片的なニュース映像やSNSの短い動画では伝えきれない、ひとりひとりの物語を世界に届けます。本作は、ガザに拠点を置くアレフ・マルチメディアと、東京のアップリンクの共同制作によって進められます。現地での取材はアレフが担い、アップリンクが編集、配信、劇場公開を担当します。
イントロダクション
2025年現在のパレスチナ・ガザ地区の現実と、そこに生きる人々の声を世界に伝えるドキュメンタリー・プロジェクト「ガザからの声」の第2弾。
ストーリー
アハマド・アブ=アムシャはミュージシャンであり、5人の子どもたちの父親でもある。かつてはコンサートを行って収入を得ていた。
ガザ北部のベイトハヌーンに住んでいたが、戦争が始まってから12回もの避難を繰り返し、現在はガザ西部に位置する無名戦士公園内のキャンプで生活をしている。
2025年1月に停戦が発表された際、ベイトハヌーンに帰還したが、自宅やスタジオは瓦礫となってしまっていた。しかし比較的状態を保っていた部屋にテントを張って留まった。
2025年3月、停戦の崩壊後、アルレマルに移動し現在に至る。
スマホで見るニュースや周りの人からの情報を頼りに現在の状況や知り合いの安否を確認する毎日。神に祈ることでしか気持ちを保てない、不安に溢れる日々である。
繰り返す避難生活の中、アハマドは音楽を使ってその不安を吹き飛ばせないかと考えた。そこで、アハマドがエドワード・サイード音楽院で共に働いていた音楽家と協力し、子どもたちに楽器や歌を教える活動を始めた。戦争への不安で押しつぶされた子どもたちを音楽で再び笑顔にできた瞬間が、アハマドにとっての支えとなっている。戦争のことを忘れられるほんの一瞬が、彼が活動を続けることができる理由だ。
音楽は戦争への一種の抵抗であり、世界に声を届ける最も強い方法だと信じるアハマドは、世界中の芸術家たちへのメッセージを伝える。「不正義に沈黙することは加担だ」と。
現在はできるだけ多くの子どもたちに音楽で喜びを届けることを目標にしているアハマド。パレスチナへの希望を失うことなく、彼は音楽を奏で続けている。
クレジット
監督:ムハンマド・サウワーフ
撮影:イブラヒム・アル・ウトゥラ
リサーチャー:アブデルカリーム・アル=ズワイディ
編集:芝暢佑
製作:アップリンク、アレフ・マルチメディア
プロデューサー:浅井隆、ムハンマド・サウワーフ